【士業の先生方へ】その顧問先、“知財ノーガード”かもしれません
2025.06.08
「うちの顧問先に、知財って必要ですか?」
こんにちは、弁理士の植田です。
うちの事務所では、ありがたいことに
他士業の先生方からのご紹介で、知財のご相談をいただくことが増えています。
たとえば──
- 「顧問先が新商品を出すって言ってて、名前のチェックって必要?」
- 「事業承継の前に、知的財産の整理ってどうすれば?」
- 「スタートアップ支援してるんですが、特許の話が出てきて…」
といった感じで、士業の先生方が“顧問先のリスクに気づいて”紹介してくださるケースが非常に多いです。
知財は「大企業の話」ではなく、「事業の話」です
正直、まだまだ「特許=発明家の世界」「商標=有名企業の話」と思われがちな知財ですが、
実際には、中小企業・個人事業主・スタートアップのフェーズこそ、守りと仕込みが必要なタイミングです。
こんな“ノーガード状態”が現場では多発しています:
- 商品名や屋号を調べずに使い始め → 後から商標侵害
- 特許になる仕組みを展示会で先に発表 → 出願できず
- ロゴやデザインを外注 → 知財の帰属が不明
- 共同開発やOEMの契約に知財条項が入っていない
これ、経営者ご本人も気づいてないケースがほとんどです。
士業の立場だからこそ、“気づける瞬間”があります
税理士・社労士・行政書士・診断士など、
先生方が顧問先と日々接しておられる中で、こんな瞬間がありませんか?
- 新ブランド名・新規事業・法人化の話が出た
- Webサイト・アプリを開発中
- 出資・M&A・事業承継を見据えている
- デザイン・ロゴ・パッケージの発注を始めた
こういった場面は、まさに「知財を検討すべきベストタイミング」です。
逆に言えば、ここをスルーすると“守れなくなる”タイミングでもあります。
うちの事務所では、こういう支援をしています
- 商標の簡易チェックと出願の優先判断
- 特許・意匠の可能性検討と出願計画
- 外注・共同開発時の知財条項レビュー
- 出資・IPO前の知財デューデリ支援
- 顧問先への勉強会やオンライン無料相談 など
紹介をいただいた士業の先生とは、
「情報共有しながら、専門領域はきっちり分担」というかたちで進めています。
税務・労務・法務と同じように、「知財」という専門領域を補完させていただく形です。
まとめ:「先回りで気づける士業」が、顧問先の未来を守ります
知財の話は、“経営の後工程”ではなく“先回りの守り”です。
- 名前を変えざるをえない
- 発表してしまって出願できない
- 契約してなくて自社の権利じゃなかった
こういった事態になる前に、士業の先生が気づいてくれたことで助かったという顧問先は、本当に多いです。
「この顧問先、相談させたほうがいいかも?」という場合は…
ちょっとした疑問レベルからでも構いません。
- 「この名前、登録されてるか調べてほしい」
- 「ロゴや仕組み、守れそうかだけ聞いてみたい」
- 「契約書に入れる知財条項、軽く確認してもらえる?」
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