【独立スタッフが“同じ名前で店出した”…防げる?】美容室オーナーが知っておくべき商標の使い方
2025.06.26
こんにちは、弁理士の植田です。
美容室のオーナーさんから、たまにこんな相談をいただきます。
「うちで働いてたスタッフが、似た名前で独立した」
「ロゴやコンセプトもそっくりで、うちの系列店と思われてる」
「口コミや検索結果がごっちゃになって困ってる」
これ、実は“商標を取っていなかった”ことが原因で
防げなかったケースが多いんです。
■名前・ロゴは「会社の資産」になる
「うちの店名なんて、たいしたことないし…」
と思っていても、
✔ ずっと使ってきた屋号
✔ お客さんがインスタで覚えているロゴ
✔ ホットペッパーやGoogleに蓄積された口コミ
──それ、立派な「ブランド資産」です。
スタッフが独立する際に、
“店名をそのまま使って出店”されたらどうしますか?
■商標登録しておけば、防げたかもしれない
商標を取っておくと、
- 他人が同じ・類似の名前で美容業を始めるのを止められる
- ロゴ・名称の使用権を明確にしておける
- 将来フランチャイズや多店舗展開する時にも活用できる
つまり、「その名前は会社のものやで」と法的に主張できるんです。
■こんな名前も登録できる可能があります
✔ 店名・屋号(例:hair design NICO、Luce hair)
✔ ロゴマークや英字表記(例:H&D、hair&co.)
✔ オリジナルメニューや商品名(例:吉田式髪質改善プレミアム)
■まとめ:「うちは関係ない」は、あとで後悔するかも
スタッフの独立は応援したい。
でも、“名前だけ持って行かれる”のはちゃう話です。
経営者として守るべき「看板」は、
商標という“仕組み”で防御できるということ、
ぜひ覚えておいてください。
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