【競合はそこ見てる】知財からバレる“事業の本気度”
2026.01.06
こんにちは、弁理士の植田です。
新規事業や新商品を立ち上げるとき、競合がまず見るのは「どんな商品か?」だけではありません。
知財の動きです。
実は、特許や商標の出願情報は誰でも見ることができる公開情報。
競合はここをしっかりチェックして、あなたのビジネスの“本気度”を見抜いてきます。
■ 出願が“事業の温度感”を映す
たとえば、特許出願。
リリース前に出願されていれば、「技術的に差別化しようとしているな」と判断されますし、
商標がきちんと登録されていれば、「ブランドとして腰を据えて育てるつもりだな」と見られます。
逆に、商品やサービスが出ているのに知財出願が何もない場合、
「様子見か?本気じゃないな」「継続性はなさそう」と読まれることも。
つまり、知財の出し方ひとつで、相手に与える印象がまるで変わってくるのです。
■ 見られているのは“技術”だけじゃない
特許や意匠、商標といった出願情報は、競合が分析するうえでの「重要なヒント」です。
・どういう技術に力を入れているか
・どの市場に出ていこうとしているか
・どのタイミングで本格展開を仕掛けているか
これらが、出願のタイミング・中身・数から読み取れてしまうのです。
言い換えれば、知財には「経営の意思」が表れるということです。
■ “見せる知財”も戦略の一つ
だからこそ、ある程度の出願を「見せる」こと自体が戦略になります。
たとえばスタートアップであれば、
「出願済」の情報をピッチ資料や営業資料に明記することで、
「しっかり準備している企業だな」と安心感を与えることができます。
商標を登録しておけば、ブランドを模倣しようとする企業への牽制にもなります。
◆まとめ:知財は“静かな宣言”である
知財出願は、静かだけど明確なメッセージです。
・「この技術・ブランドは、自社の核だ」
・「市場を真剣に取りにいくぞ」
・「他社には渡さない」
競合は、そのサインを敏感にキャッチしています。
出願するかどうか、という判断の先には、「どう見られたいか」という経営判断がある。
知財を通じて、自社の本気度を伝えていきましょう。
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