【知財コストの考え方】高い・安いではなく“合ってるか”
2026.01.12
こんにちは、弁理士の植田です。
中小企業やスタートアップの経営者の方とお話ししていると、よく出るのがこの話題。
「特許って、正直お金かかりますよね…」
「商標の出願費用、高いのか安いのかよく分からなくて…」
確かに、知財の出願や維持には一定のコストがかかります。
でも、本当に大事なのは「高いか、安いか」ではなく、“そのコストが合っているか”です。
今回は、知財コストをどう考えるべきかについて、一緒に整理してみましょう。
■「コスト=ムダ」と思っていませんか?
知財は形の見えないもの。
特許や商標を取得しても、すぐに売上が増えるわけではないかもしれません。
だからこそ、コストに対して「本当に必要?」という疑問を持たれることも多いのですが、
その考え方は少し危険です。
たとえば──
・顧客に「ちゃんと守っている会社」として信頼される
・商標があれば、模倣業者に対して強く出られる
・特許を持つことで、提携や資金調達がスムーズになる
といった“見えにくいリターン”が、実はたくさんあるのです。
■「高いか安いか」ではなく、「合っているか」
たとえば、300万円かけて取得した特許が、10年間競合を寄せ付けず、
1,000万円以上の売上につながっていたら?
その特許は“安かった”ということになります。
逆に、数万円の商標出願でも、
実際の事業に使われておらず、放置されているなら?
それは“高い買い物”だったかもしれません。
つまり、知財のコストは、「価格」ではなく「価値とのバランス」で見るべきなんです。
■ 「今の事業フェーズに合ってるか?」を軸に考える
知財投資は、会社のフェーズや方針によっても正解が変わります。
・創業初期 → 商標でブランドを守る
・開発フェーズ → 特許で技術の独自性を確保
・拡大フェーズ → 知財を使って差別化・提携強化
・海外展開 → マドプロや外国出願を視野に
こういった“成長に合った知財の使い方”ができていれば、
そのコストは「攻めの投資」として機能します。
◆まとめ:「知財はコスト」ではなく「戦略」
「知財にお金をかけるのは不安だ」
…その気持ち、すごくよく分かります。
でも、それは本当に“ムダな支出”でしょうか?
それとも、“事業を守り・育てるための先行投資”でしょうか?
知財の費用対効果は、見えにくいからこそ、
事業と照らし合わせて判断する目線が大切です。
「今の自社にとって、どんな知財対策が“ちょうどいい”のか?」
迷ったときは、気軽にご相談ください。
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