TOPICSお知らせ&ブログ

  • TOP
  • TOPICS
  • 【地域ビジネスこそ商標】“うちには関係ない”が危ない理由

【地域ビジネスこそ商標】“うちには関係ない”が危ない理由

2026.01.13

こんにちは、弁理士の植田です。

「商標って、大企業や全国展開している会社の話でしょ?」
地域で小規模にビジネスを営んでいる方から、よくそんな声を耳にします。

しかし実は、地域ビジネスこそ商標をしっかり考えておくべきなのです。

この記事では、その理由と、知らずにリスクを抱えてしまうパターンについて解説します。


◆「地域名+業種」は狙われやすい

たとえば「○○市のパン屋さん」として、「○○ベーカリー」や「○○ブレッド」という屋号で地元に浸透していたとしましょう。

長年その名前で営業していたとしても、誰かに先に商標登録されると、ある日突然使えなくなる可能性があります。

商標は「先願主義」──先に出した者勝ちです。
有名・無名、創業年数は関係ありません。

地元の誰か、あるいはまったく関係のない他地域の人が、
あなたの屋号や商品名を出願してしまうことは、現実に起きています。


◆地域ビジネスは「名前の信用」で成り立っている

小規模なビジネスほど、広告宣伝費をかけられない分、
名前そのものがブランド資産になります。

・「あのお店のパンはおいしい」
・「あの整体院は安心できる」
・「あのカフェは雰囲気がいい」

こうした信頼はすべて、「屋号(名前)」に蓄積されていきます。

その名前を誰かに権利化されてしまうと、看板の付け替えや印刷物の差し替え、SNSのアカウント変更など、
大きなコストと信頼の損失が生じます。


◆実際にあった「地域の名前が取られた」例

地域名と業種名の組み合わせ(例:「△△クリーニング」「□□整骨院」)は、
「うちはローカルだから大丈夫」と思われがちですが、商標としては十分に出願・登録可能なケースも多くあります

過去には、地域団体商標の前例などをヒントに、第三者が出願→地元企業が使えなくなるというトラブルもありました。


◆商標登録が守るもの

商標登録は、単に“名前を囲い込む”ためのものではありません。
あなたが積み上げてきた信用と地元のつながりを、法的に守るための手段です。

そしてその名前は、今後:

・フランチャイズ展開
・EC進出
・コラボ商品開発

といった、新たな展開のチャンスにもつながる可能性があります。


◆まとめ:「関係ない」ではなく「今のうちに」

商標のトラブルは、後から気づいたときには遅いことがほとんど。
特に地域ビジネスの場合、トラブルの対処に費用も時間もかけられず、泣き寝入りになるケースもあります。

だからこそ、
「うちは地域限定だから大丈夫」と思っている会社・お店ほど、
早めの商標対策をおすすめします。

あなたのビジネスの名前は、唯一無二の資産です。
それを守る一歩を、ぜひ今から。


ご希望あれば、地域ビジネスに適した「商標の考え方」や「具体的な出願ポイント」もご案内できます。お気軽にご相談ください。

📝 ご相談・お問い合わせはこちらからどうぞ!


📌 YouTubeサブチャンネル開設!
「小さな会社のための知財戦略」をテーマに、わかりやすく解説しています
▶︎ チャンネルを見る


📌 ミライエ国際特許事務所の公式YouTubeチャンネル
事務所紹介や知財に関する最新情報を配信中
▶︎ 公式チャンネルはこちら


📌 ミライエの公式Instagramでも日々の活動を発信中!
▶︎ Instagramを見る

一覧へ戻る