【見える化で差がつく】パテントマップって何?競合分析・技術戦略に効く“特許の地図”
2025.06.20
こんにちは、弁理士の植田です。
特許情報って、どうしても「文字ばっかり」「難しそう」って印象ありますよね。
でも実は、見える化=“マップ”にすることで、ビジネスの意思決定にめっちゃ役立つんです。
今日は、そんな特許の“地図化”=パテントマップについて紹介します!
●パテントマップって何?
簡単に言うと、
「大量の特許データを、グラフや図にして俯瞰できるようにしたもの」です。
たとえば──
- 競合A社は、どんな技術に集中して出願してる?
- 市場全体で出願が急増している分野は?
- 自社が勝負できる“空白地帯”はどこ?
こういった情報を、視覚的に見えるように整理するのがパテントマップの役割です。
■実際のマップ例(使い方)
① 技術分野×出願件数のヒートマップ
→ 競合の得意分野、研究投資の傾向が一目瞭然!
② 時系列マップ(5年分など)
→ 新技術へのシフト、開発スピードの違いが見える!
③ キーワード分布マップ
→ 業界で“どんな言葉・概念”が重視されているかがわかる!
■中小・スタートアップでも使えるの?
はい、使えます!しかもめっちゃ有効です。
- ニッチ技術で勝負してる製造業
- 海外進出を視野に入れたベンチャー
- 競合との差別化を考えたいプロダクトオーナー
「感覚」で判断しがちな事業判断を、“特許のデータ”で補強できるのが魅力です。
●まとめ:「地図があると、進むべき方向が見える」
「なんとなく」で進むより、“地図”を持って進むほうがはるかに戦略的ですよね。
パテントマップは、特許の専門家だけのものではなく、
経営者・商品企画・技術開発の現場でこそ役立つ武器です。
「うちの業界でも使えるの?」「簡単に作れる方法ある?」
そんな疑問がある方は、ぜひお気軽にご相談ください!
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