【スタートアップの罠】“商標登録してなかった”が命取りになる瞬間〜プロダクトは育ったのに、名前が使えない!?〜
2025.06.21
こんにちは、弁理士の植田です。
スタートアップの支援をしていると、めちゃくちゃよくある相談があります。
「サービス名を育ててきたんですが、同じ名前を先に取られてたみたいで…」
「プロダクトは成長してるのに、商標で警告が来て使えなくなるなんて…」
そう、
商標登録を後回しにしたことで、事業の根幹が揺らぐケースは少なくないんです。
■商標って“使ってたらOK”じゃない!
「商標」は、“早い者勝ち”の世界。
つまり──
・ 使ってる歴が長くても
・ SNSやメディアでバズっていても
・ VCから資金調達できていても
他人に商標を先取りされていたら、原則負けます。
■よくある“命取り”の瞬間
× 開発・運営に全力 → ネーミングはノリと勢い
→ 1年後、「別会社が商標出願してました」パターン
× ローンチ前にバズった → それを見て他社が出願
→ 気づいたときには、“先願”を取られていた
× M&Aや出資交渉中に、「その名前、権利ありますか?」と聞かれて絶句
→ 信用・金額に直結する痛すぎる質問…
■なぜ、スタートアップほど商標が大事?
- サービス名・アプリ名=“ブランド資産”の中心
- 商標登録がないと、差止・警告リスクが常につきまとう
- 投資家・取引先が“ちゃんと管理してるか”を見ている
- プレスリリースやSNSで露出したら、狙われやすくなる
●まとめ:「名前は、ビジネスの“顔”です」
いいプロダクトを作ったなら、
その「名前」もちゃんと守ってあげてください。
商標登録は、「守る」だけじゃなく、
“この名前は自分たちのものです”と堂々と名乗るためのチケット。
もし少しでも不安がある方は、
「今の名前、商標大丈夫ですか?」と気軽に聞いてください。
早ければ早いほど、選択肢も広がります!
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