【工具・治具・機械の工夫】実は“特許のタネ”かも?
2025.07.03
こんにちは、弁理士の植田です。
町工場や製造業の現場を訪問すると、よく出会うのが、
「これ、うちで工夫して作ったんです」という工具や治具の話。
そのたびに思うんです。
「それ、特許のタネになるかもしれませんよ?」
■ よくある現場の“工夫”、実はスゴい!
たとえばこんな例…
・毎回ネジを締めるのが面倒で、ワンタッチ固定できる治具を自作
・製品を搬送する工程で、滑りやすい素材の並べ方を工夫
・既存の機械にちょっと手を加えて、作業時間が半分に
これ、現場では“当たり前の改善”に見えるかもしれませんが──
第三者にとっては「発明」として価値がある可能性もあるんです。
■ 特許になるためのチェックポイント
- 新しい工夫があるか?
→ 他社がやっていない方法か? - 技術的な特徴があるか?
→ 説明できる“仕組み”や“構造”があるか? - まだ公開してないか?
→ 展示会やYouTubeで公開していたら要注意!
■実際に特許になった“現場アイデア”
・中小製造業が考案した「作業台の高さ調整構造」
・農機メーカーの「脱着しやすいグリップ形状」
・鉄工所が発明した「薄板を正確に曲げるための簡易治具」
→ いずれも、現場で困ってたことを現場で解決した工夫から生まれた特許です。
● ヨッシーからのひとこと
「うちは発明なんてしてませんよ」って、よく言われます。
でも、実際に見せてもらうと、
特許の可能性がある技術や工夫がゴロゴロあるんです。
特許を取れば…
・他社にマネされるのを防げる
・製品に付加価値がつく
・取引先との信頼が高まる
一度、「うちの工夫、守れる?」という目線で、棚卸ししてみてください。
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