【異議申し立てが届いた!】商標トラブル、最初にすべきこと3つ
2025.07.19
こんにちは、弁理士の植田です。
ある日突然、特許庁から1通の通知書が届く。
「この商標、異議申し立てが出てます」
…これ、はじめて経験される方はびっくりされると思います。
でも、落ち着いてください。冷静に対応すれば、乗り越えられます。
■異議申し立てとは?
簡単に言うと、【登録された商標に対して第三者が異議を唱える制度】です。
つまり、「この名前、うちのと紛らわしいやん!」とクレームを出されるイメージ。
■ 最初にやるべき3つのこと
① 申し立て理由を“そのまま信じない”
感情的に「やばい、ダメかも…」と思ってしまうかもしれませんが、
申し立ての理由には、主観的・過剰な主張も含まれることが多いです。
② 弁理士に相談し、反論可能かどうかを見極める
実務的には、過去の判例・登録例などと照らし合わせて、
「本当に混同の可能性があるのか?」を客観的に判断する必要があります。
③ ブランドの“将来性”を踏まえて、戦うor引くを判断
「今後、ブランドを全国展開したいかどうか」なども考慮し、
名称を守り抜くのか、変更した方が得策かを冷静に判断しましょう。
● 最後に
異議申し立てが来たということは、それだけ“他人の目に留まるネーミング”だったということでもあります。
商標は“ただの登録”ではなく、ビジネスの武器。
だからこそ、早めの相談と対応がカギになります!
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