【商標登録してても油断禁物!?】不使用取消ってどういうこと?
2025.07.23
こんにちは、弁理士の植田です。
「うちは商標登録してるから安心やわ〜」と思ってる社長さん、
ちょっと待ってください!
実は、使ってない商標は、取り消される可能性があるんです。
今日は意外と知られていない【不使用取消】について、わかりやすく解説します。
■ 不使用取消って何?
簡単に言うと、
「登録されてるのに、全然使われてへんやん?」
という場合に、第三者が取り消しを請求できる制度です。
しかも、この制度、使われるとけっこう怖い。
・登録から3年以上使っていない
・対象の商品・サービスについて使用実績がない
・「ちょっとだけ使った」程度では認められないことも
──という理由で、登録が取り消されてしまうことがあります。
■例えばこんなケース…
ある飲食店が、屋号を商標登録していたけど、
・しばらく休業していた
・看板やメニューにその名前を載せていなかった
・違う名前で新店舗を出していた
そんなとき、競合がその名前に目をつけて不使用取消を請求。
結果、商標が取り消されてしまい、後からその名前を他社に使われてしまった…という事例も。
■登録した後こそ「使い続ける」ことが大事!
商標は、登録して終わりではなく、
ちゃんと“使ってる”ことが最大の防御になります。
だからこそ、
・看板やパッケージに使っているか
・ウェブサイトやSNSで表示しているか
・使用の証拠がちゃんと残っているか
を定期的にチェックしましょう!
● まとめ:商標は「生もの」。使ってこそ意味がある!
・ 登録商標も、使ってなければ取消の対象になる
・ 3年以上使っていないとリスクが高まる
・ 使用の“証拠”を残しておくのが大切!
📌「これって使ってるって言える?」
📌「万が一、取消請求されたらどうしよう…」
そんなお悩みがあれば、早めにご相談ください!
商標の“使い方”までサポートするのが、僕ら弁理士の役割です👍
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