【社名+.comはNG?】ブランディングとドメイン戦略の落とし穴
2025.07.24
こんにちは、弁理士の植田です。
今日は、社名やサービス名とドメインの関係についてのお話です。
「うちの会社、“○○.com”でもうサイト作ってます!」
──そんなご相談のあとに、「実は商標が取れなかったんです…」というケース、けっこうあります。
実はこの“社名+.com”という発想、一見王道に見えて落とし穴があるんです。
■ なぜ「社名+.com」が危ないのか?
いちばん多いのが、すでに他人が商標登録していたケース。
・「社名は自分たちで考えた」
・「ドメインも空いてた」
・「ロゴも作った」
それでも、商標登録の際に“似た名前”がすでに登録されていてアウトになることがあります。
ドメインは“早い者勝ち”ですが、
商標は“登録したもん勝ち”という違いがあるんです。
■ よくある失敗例
・「cozy-home.com」でサイト開設 → すでに「COZY HOME」商標ありでNG
・「glowup.jp」で商品販売 → 商標が別の業種で登録されており出願が難航
・ドメインを先に取ったから安心と思っていたら、商標で差止請求された
つまり、「ドメインが取れる」=「名前が使える」ではないのです。
● ブランド×ドメイン×商標の戦略的な考え方
- ドメイン取得前に商標チェックをする
- サービス名・商品名は“他と被らないか”を慎重に確認
- “ドメイン先行”ではなく“商標×ブランド設計”を軸にする
● まとめ
■ ドメインが空いてても、商標は取れないことがある
■ 特に「社名+.com」は、類似リスクを見落としがち
■ ブランディングと知財は“同時進行”が理想!
📌「ドメインは取ったけど、商標が心配…」
📌「名前の候補を見て、リスクをチェックしてほしい」
そんな方は、お気軽にご相談ください👇
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