【1人社長でもできる】“知財チーム”のつくり方
2025.07.27
こんにちは、弁理士の植田です。
今日は「ウチ、社長ひとりやねんけど…知財ってどうすれば?」というお悩みにお応えします。
■ なぜ“知財チーム”が必要?
特許・商標・意匠…
知的財産は、会社の将来を守る“資産”です。
でも、社長が全部やろうとしてたら、正直まわらん!
特に創業期は、プロダクト・営業・資金調達・採用…
やること山積み。
だからこそ、最初から“仕組み”として持つべきなのが「知財チーム」なんです。
■ ステップ①:まず「気づき係」をつくる
いきなり専門チームなんて要りません。
大事なのは、「あれ、これ特許になるかも?」「商標チェックした?」と社内で気づく人をつくること。
たとえば…
・エンジニア:新しい仕組みが生まれたときにメモする
・デザイナー:ロゴやパッケージが固まったら商標も意識
・営業:競合の類似サービスに気づいたら共有する
誰かが気づけば、次のアクションが取れる。
これだけで、「ノーガード経営」から卒業です。
■ ステップ②:顧問弁理士を“外部の知財部”にする
気づきがあったら、あとはプロにパスしましょう。
自社で法的判断までやる必要はありません。
むしろリスクが高い。
・「これって特許になりますか?」
・「商標、先に取られてませんか?」
・「この技術、公開しても大丈夫?」
こんな“ちょっとした相談”を、気軽にできる弁理士がいれば、
社内に知財部があるのと同じ状態がつくれます。
■ ステップ③:たまに社内ミーティングを開く
月に1回でもいいので、
「最近、商標どうなってる?」
「この開発、出願の対象になる?」
と話し合う時間を持つと、知財感覚が社内に根づきます。
大事なのは、“知財は経営の一部”という空気をつくること。
●まとめ:知財は「チーム戦」で守る
■ まず「気づき係」をつくる
■ 顧問弁理士を“外部知財部”に
■ 月1のミーティングで意識を共有
社長ひとりでも、仕組み次第で「知財チーム」はつくれます。
大きな投資は不要。
必要なのは、ちょっとした意識の持ち方と、外部の力の借り方だけ。
「守るチカラ」は、こうして社内に育っていきますよ。
📩「知財チーム、どう作るか一緒に考えてほしい」という方は、
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