【ミライの技術、いま守る】AI・IoT発明で気をつけたい“特許のスピード感”
2025.08.04
こんにちは、弁理士の植田です。
ここ数年、AIやIoTといった先端技術を活用したサービスや製品が、
ものすごいスピードで登場していますよね。
その一方で、こんな声もよく聞きます。
「技術の進化が早すぎて、特許を出すタイミングがわからない」
「とりあえずβ版で走り出したけど、特許って出せるの?」
このように、技術革新が早い分野では、特許の“スピード感”がめちゃくちゃ大事なんです。
■ ポイント1:AI・IoT分野こそ「早期出願」が命!
AIアルゴリズムやIoTデバイスのような分野では、
「1年後にはもう古い技術」なんてこともザラです。
つまり、
・開発に成功した時点で出願準備を始める
・β版でも出せる範囲で出願する
こうしたスピード感が、競合より先に“先願権”を押さえるカギになります。
■ ポイント2:出願のハードルは“下げすぎない”
「まだ完成してないから、出願できないかも」と心配する方も多いのですが…
実は、「発明が完成」してなくても、ある程度の構成・原理が明確であれば出願可能です。
👉「将来的にはこうなる」より、「現時点でどう動くか」を丁寧に書く。
👉 出願後に改良・追加して、分割出願や補正で対応することもできます。
■ ポイント3:AI特許では“説明責任”が問われる
AI発明においては、単に「AIが〇〇を判断する」だけでは足りません。
・入力データの内容
・処理の流れ(アルゴリズム)
・出力される結果の仕組み
こうした部分を、“再現可能な形”で丁寧に書くことが大切です。
●まとめ:未来の競争力は“いまの一手”で決まる!
AI・IoT分野は、とにかく動きが速い。
「出願の準備をしている間に、他社が先に出してた…」という話も珍しくありません。
だからこそ、
■ まだ初期段階でも「どこが技術的に新しいのか」見極めて
■ 必要な部分だけでも、まずはスピーディーに出願
この判断が、数年後の競争優位に直結します。
💡「この内容って出せる?」「AIだけど特許になる?」
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