【リブランディング前に】社名変更・ロゴ刷新でやってはいけない商標ミス
2025.09.06
こんにちは、弁理士の植田です。
事業が成長していく中で、リブランディング(社名変更やロゴ刷新)
を検討する企業は少なくありません。
「もっと覚えやすい名前にしたい」
「グローバル展開に合わせて英語表記にしたい」
「古いデザインを刷新したい」
理由はいろいろありますが、ここで 商標の落とし穴 にはまってしまうケースが多いんです。
❌ よくある商標ミス
1. 新しい名前を決めたのに「商標が取れない」
商標は 先願主義(出したもん勝ち)。
いざ出願しようとしたら、すでに他社が登録済みだった…
というのは本当に多い失敗です。
👉 解決策:
ネーミング段階で必ず商標調査を実施しましょう。
2. ロゴだけ登録して、名前を守っていない
デザイン会社に依頼して素敵なロゴを作っても、
文字商標を取っていないと法的には守れない 場合があります。
(逆に、文字商標があればロゴが変わっても名前の権利は維持できます。)
👉 解決策:
ロゴと一緒に「文字商標」も出願しておくことが重要です。
3. 古い商標の更新を忘れる
新しいブランドを立ち上げても、
既存のブランドをまだ使い続けるケースもあります。
そのときに 古い商標の更新を忘れて失効 してしまうと、
第三者に取られてしまうリスクも。
👉 解決策:
ブランド切替の過渡期は「旧ブランドも維持」しておくのが安心です。
■リブランディング時に押さえるべきポイント
1.新しい名前は、必ず商標調査からスタート
2.文字商標+ロゴ商標をセットで考える
3.旧ブランドの商標も一定期間は更新して維持する
この3つを押さえるだけで、商標リスクの多くは防げます。
●まとめ
リブランディングは会社にとって大きな転換点。
せっかく思い切って社名やロゴを変えても、
商標の抜け漏れ があるとブランドそのものが使えなくなる危険性があります。
「この名前で出願できる?」
「ロゴと文字、どっちを取るべき?」
そんな疑問があれば、ぜひ専門家にご相談ください。
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