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【競合対策】参入障壁を作る“ビジネスモデル特許”活用法

2025.09.10

こんにちは、弁理士の植田です。

「せっかく考えた新しい仕組みなのに、すぐ真似されるんじゃないか…」
そんな不安を抱える経営者の方、多いのではないでしょうか?

特に サービス業やSaaS、ECなど“仕組みそのもの”が価値になるビジネスでは、
競合に模倣されると一気に優位性を失います。
そこで注目されるのが “ビジネスモデル特許” です。


■ 参入障壁を作るとは?

「参入障壁」とは、競合が同じ市場に入ってこようとする際に
立ちはだかる“壁”のこと。

・特許 → 同じ仕組みを使えない
・商標 → 同じ名前を使えない
・意匠 → 同じデザインを使えない

このうち ビジネスモデル特許は、仕組みレベルで模倣を防ぐ強力な壁になります。


■ ビジネスモデル特許で守れるもの

例えばこんなケースが対象になります

ECサイトの購入フロー(ワンクリック購入やサブスク課金)
金融・フィンテックの仕組み(オンライン融資の審査システム)
SaaSのアルゴリズム(マッチングロジック、レコメンド機能)

👉 ポイントは「単なるアイデア」ではなく、技術的に実装された仕組みであること。


■ 競合対策に効く3つの活用法

1.模倣防止
 特許権があると、同じ仕組みを競合が導入できなくなります。

2.交渉カード
 もし競合が似た仕組みを使っても、ライセンス契約や提携交渉に持ち込めます。

3.投資家・顧客への信頼性UP
 「この会社しか持っていない仕組みです」と示すことで、
信用や資金調達でも有利に。


    ■ 注意すべき落とし穴

    ・出願が遅いと、競合に先を越される
    ・曖昧なアイデアだけでは特許にならない
    ・実際のシステム・サービスの仕様と整合性が必要

    👉 つまり、サービス開発と同時に特許戦略を走らせることが重要です。


    ■ まとめ

    競合対策において、“参入障壁”をどう築くかは経営の大きなテーマです。
    ビジネスモデル特許は、その中でも スピード感のある業界でこそ有効な武器 になります。

    📌 当事務所では、SaaS・フィンテック・EC事業など、
    仕組みで勝負するビジネスの特許戦略を数多くサポートしています。


    👉 「うちの仕組みは特許になる?」
    👉 「競合に真似されない壁を作りたい」

    そんな方はお気軽にご相談ください。

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