【IPO・投資家対応】なぜベンチャーはビジネスモデル特許を持っておくべきか
2025.09.13
こんにちは、弁理士の植田です。
スタートアップやベンチャー経営者の方から、
よくこんな声をいただきます。
「IPOを目指しているが、知財はどこまで必要?」
「投資家に“知財ポートフォリオ”をアピールすべき?」
結論から言うと、ベンチャーこそビジネスモデル特許を戦略的に持っておくべきです。
その理由を、IPO・投資家対応の観点から整理しました。
1. 投資家は“独自性の裏付け”を知財に求める
投資家が必ずチェックするのが、
・参入障壁はあるか
・模倣されにくいか
・競合との差別化は明確か
これを「口頭で説明するだけ」では弱いんです。
ビジネスモデル特許を持っていれば、
独自性を客観的に示す証拠になります。
2. IPO審査での知財評価
IPO審査では、
・技術力・事業の持続性
・将来の収益基盤
を第三者がチェックします。
ビジネスモデル特許を含めた知財は、
無形資産の評価項目として見られます。
特にSaaSやプラットフォーム系の企業では
「仕組みを守る特許」があるかどうかで説得力が変わります。
3. M&A・EXITでも交渉力が増す
ベンチャーにとってEXITの道は、IPOだけではなく
M&Aも重要です。
このとき、
・「特許を持っている企業」と
・「特許が一切ない企業」
では買収額に差がつくことがあります。
特にビジネスモデル特許は、模倣困難性を示せるため、
交渉時の“プラス材料”になります。
● よくある誤解
「うちは技術力があるから、特許なんていらない」
「スピード勝負なので、出願は後回し」
こうした考え方は危険です。
IPOや投資家との面談では、“紙の上での証拠”があるかどうかが大きく効きます。
● まとめ
ベンチャーがビジネスモデル特許を持つメリットは…
1.投資家に独自性をアピールできる
2.IPO審査で無形資産の裏付けになる
3.M&Aでも交渉力を高められる
特許は“攻めの戦略”であり、資金調達や上場準備を支える武器です。
📌 当事務所では、
「投資家に見せるための知財戦略設計」や
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投資家に選ばれるベンチャーになりたい方は、お気軽にご相談ください。
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