【飲食店オーナー向け】メニュー名や店名で商標トラブルを防ぐチェック
2025.09.20
こんにちは、弁理士の植田です。
飲食店を経営する上で大切なのは
「味」や「接客」だけではありません。
実は 店名やメニュー名の商標トラブル が
後々大きなリスクになることがあります。
・「せっかく人気が出た店名が、
実は他社の商標登録済みだった…」
・「看板メニューの名前を真似されたが、
権利がなくて止められなかった…」
こんな事態を避けるために、
飲食店オーナーが最低限チェックしておきたいポイントをまとめました。
■チェック1:店名は商標登録されていないか?
まずは、自分の店名がすでに他の企業に
商標登録されていないか確認しましょう。
商標検索(特許情報プラットフォーム J-PlatPat)
で調べることができます。
👉 登録済みの名前を使い続けると、
商標権侵害で訴えられる可能性 があります。
■チェック2:看板メニューの名前は守れているか?
「〇〇バーガー」「△△ラーメン」といった看板メニュー。
これを商標登録しておくと、他店に真似されても
「うちの店の名前です」と主張できます。
👉 特にSNSやテレビで話題になると、すぐに模倣が出てきます。
人気が出る前に守ることが重要です。
■チェック3:ロゴや看板デザインも権利化できる
店名の文字だけでなく、ロゴマークや看板のデザイン も
商標登録の対象になります。
「文字+デザイン」で登録しておけば、
模倣店が似た雰囲気のロゴを使うのを防げます。
■チェック4:地域名+一般的な言葉は要注意
「大阪ラーメン」「京都カフェ」など、
地域名+一般的な言葉は商標登録できないケースが多いです。
■チェック5:商標登録は“保険”と考える
飲食業界は参入が多く、名前の模倣やトラブルが
起きやすい分野です。
商標登録をしておけば、
・模倣店に対抗できる
・フランチャイズ展開の基盤になる
・M&Aや融資の際の信用につながる
といったメリットがあります。
●まとめ
飲食店オーナーにとって、名前は
「味」と同じくらい大切な資産です。
・店名は本当に安全?
・看板メニューは守れてる?
・ロゴは権利化してる?
これらを一度チェックしてみましょう。
📌 当事務所では飲食店オーナー向けに
「店名・メニュー名 商標チェック」サービス を行っています。
「登録できるか不安…」「どの名前を守るべき?」といったご相談もお気軽にどうぞ。
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