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【これだけで違う】商品名を“商標で守る”3ステップ

2025.10.19

こんにちは、弁理士の植田です。

「せっかく考えた商品名が、他社の登録商標だった…」
「真似されたけど、何もできなかった…」

こんな悲しい声を、日々の相談でよく耳にします。

商品やサービスの“名前”は、ビジネスの顔。だからこそ、
トラブルになる前に、商標登録でしっかり守ることがとても重要です。

この記事では、商品名を守るために必要な「3ステップ」を、初心者にもわかりやすく紹介します。


ステップ1:まずは「調べる」

いきなり出願するのではなく、同じ名前が
すでに登録されていないか? を確認するのが第一歩です。

これには、特許庁が提供する無料の検索ツール
「J-PlatPat」https://www.j-platpat.inpit.go.jp)
を使うのがおすすめ。

キーワード検索で、すでに似たような名前が
商標登録されていないかを調べましょう。

ただし注意点もあります。
・読み方が同じでも、漢字・カタカナ・アルファベット表記
が違えばヒットしにくい
・似ていると判断される範囲は、一般人の感覚よりも広い

判断が難しいときは、弁理士など専門家に
一度チェックを依頼するのも有効です。


ステップ2:出願する

問題がなければ、いよいよ商標出願へ。
商標出願は、特許庁への申請手続きです。
出願する際には、以下のポイントに注意しましょう。

「文字のみ」か「ロゴ」か?
 基本は「文字商標(例:ミライエ)」で守るのが優先度高め。
 ロゴデザインも守りたい場合は、別途「図形商標」で出願する。

使う商品やサービスの“区分”を選ぶ
 商標は「どの商品・サービスで使うか」を指定して出願します。
 これを「指定商品・指定役務」と言い、出願時の区分選定
 がとても重要です。

費用感は?
 出願費用(印紙代)は1区分で約12,000円、
 登録時にさらに17,200円(5年分)ほどかかります。

 専門家に依頼すると+手数料が必要になりますが、
 精度と安心感は段違いです。


ステップ3:使いながら“管理”する

登録して終わり、ではありません。
商標は「継続的に使い続けることで維持される権利」です。

注意したいのは以下の3点:

登録後3年以内に使用しないと、「不使用取消審判」で消される可能性
登録情報に変更があった場合(会社名変更など)は、名義変更手続きが必要
10年ごとの更新を忘れずに(更新費用あり)

さらに、「第三者が似たような名前を使っていないか」を日ごろから
チェックしておくのも、商標の持ち主としての大切な役割です。


●まとめ:商品名は“守ってこそ”ブランドになる

ネーミングにはセンスも時間もかかります。
だからこそ、考えた名前が他社に取られたり、
使えなくなったりするのは大きな損失です。

商標登録は、早い者勝ちの「先願主義」
「あとで考えよう」ではなく、「この名前で行こう!」
と思った時点で、すぐに動くのがベストです。


🔐 ネーミングの段階から相談できます!

ミライエ国際特許事務所では、商品名の候補段階からの調査、出願手続き、
ロゴの権利化、更新サポートまで一貫してサポートしています。

「商標、気になるけど難しそう…」という方も、まずはお気軽にご相談ください。
初回オンライン相談、受付中です!

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