【出願だけじゃない】経営に効く“特許活用”の3つの視点
2025.12.15
こんにちは、弁理士の植田です。
「特許って、出しておけば安心でしょ?」
…実は、その考え方、ちょっともったいないかもしれません。
確かに、特許出願は“攻め”にも“守り”にもなる大事な一手。
でも、出願して終わりにしてしまっては、せっかくの知的財産が“眠った資産”になってしまいます。
今回は、特許を「出願」だけで終わらせず、
経営やビジネスにしっかり効かせるための3つの視点をご紹介します。
■視点①:技術の「見える化」で社内外に強みを示す
特許は、技術力の証明書でもあります。
社内では、開発メンバーにとって「自分の仕事が価値になった」と実感できるモチベーションに。
社外では、取引先・金融機関・投資家へのアピール材料として使えます。
特にスタートアップにとっては、
「何をやっているか?」だけでなく、
「それが他社とどう違うか?」を説明できる“特許という根拠”があるだけで、信頼感が段違いになります。
■視点②:競合の「参入を防ぐ壁」になる
特許の本来の目的は、「独占排他的な権利を得ること」。
つまり、自分だけがその技術を使える状態を作り出せます。
これは言い換えると、
他社が真似をしようとしたときに、ストップをかけられる力を持っているということ。
たとえば、
・自社が先に特許を押さえておくことで、競合の後追いを封じる
・類似商品が出たときに、差止請求やライセンス交渉に出られる
…といった具合に、「競争優位の確保」という観点で活用できます。
■視点③:資金調達・M&A時の“価値ある資産”になる
特許は、無形資産です。
でも、うまく使えば“お金につながる資産”になります。
実際に、
・ベンチャーキャピタルが出資の判断材料として特許の有無を重視したり
・M&Aや事業提携の際に、特許の保有状況が企業価値に影響したり
というケースは少なくありません。
また、最近では「知財金融」という仕組みも拡がりつつあり、
特許があることで、信用保証や融資面でプラス評価を受けられる場面も増えています。
■まとめ:特許は「出す」から「活かす」へ
特許は、単なる技術の記録ではなく、経営の武器になります。
出願するだけで満足せず、こんな視点で活かしていきましょう。
1.技術力を“見える化”して信頼につなげる
2.競合に対する“守り”の壁を築く
3.資金調達や評価に使える“経営資産”に変える
■「うちはまだ早い」と思った方こそ、今がチャンスです
中小企業やスタートアップの場合、
特許は「なくてもいいもの」ではなく、
「あることで未来の選択肢が増えるもの」です。
もし今、出願を検討していたり、特許をすでにお持ちであれば、
「この特許、どうやって活かせる?」という視点で見直してみてください。
当事務所では、出願だけでなく、事業に活かす知財戦略のご相談も受け付けています。
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