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【戦略なき特許はコスト】知財を“投資”に変える仕組みとは?

2025.12.18

こんにちは、弁理士の植田です。

「とりあえず特許は出しといた方がええって言われて…」
「毎年の維持費、じわじわ負担になってきたな…」

こんな声、実はよく聞きます。
“なんとなく”で出願した特許は、時間とお金をかけて取得しても、経営に貢献しないまま放置されがちです。

つまり、戦略のない特許は、コストにしかならない。

では、どうすれば知財を「コスト」ではなく「投資」に変えられるのか?
今回は、そのための仕組みや考え方を3つのポイントで解説します。


■ 1|守りたいものを明確にする:経営と知財をつなぐ視点

特許を出すとき、
「何のために取るのか?」という目的が曖昧なケースは意外と多いです。

でも、知財を“投資”に変えるには、まず「経営上、何を守るべきか?」を明確にすることが第一歩。

たとえば──

・他社にマネされたら一気に売上が落ちる部分
・価格競争を避けるための技術的な差別化ポイント
・将来のM&Aやライセンス収益を狙える核技術

こうした“事業の価値そのもの”を押さえることが、知財戦略の土台になります。


2|出願前から「活用」を見据える:動きながら考える設計

知財をコストにしてしまう大きな原因は、
“出して満足”で終わってしまうこと。

知財を活かすためには、出願の段階から「活用シーン」を想定することが大切です。

たとえば:

・OEM先や協業先との交渉で優位に立つ
・資金調達時に技術力の裏付けとして提示する
・将来のライセンスビジネスやサブブランド展開の布石にする

つまり、特許を“書類”ではなく“交渉カード”や“営業ツール”として機能させる発想が必要なんです。


3|定期的な“棚卸し”で、攻守のバランスを見直す

特許は一度出願すれば終わり…ではなく、
維持費もかかる“動く資産”です。

だからこそ、定期的に以下のようなチェックをおすすめします。

・今の事業に役立っているか?
・他社の動きに対して防衛ラインになっているか?
・将来の展開にもつながるポジションか?

こうした「知財の棚卸し」をすることで、
不要な権利は更新を止めてコスト削減、必要な権利には再投資ができます。

まさに、知財を“経営資産”としてマネジメントするイメージです。


■まとめ:「知財を投資に変える」ための3ステップ

1.守りたい“事業価値”を明確にする
2.出願前から“活用シーン”を設計しておく
3.定期的に棚卸して、選択と集中を行う

このサイクルを回していくことで、
特許や商標が「事業の加速装置」になっていきます。


    ■「なんとなく出した特許」が負担になる前に

    知財は、戦略があってこそ価値が生まれるものです。


    「ウチの特許、本当に役立ってる?」
    「今からでも知財をテコにできるのか?」

    そんな疑問があれば、ぜひ一度ご相談ください。

    ミライエ国際特許事務所では、
    出願だけでなく、「知財をどう使って会社を成長させるか?」という視点から
    経営に効く知財戦略の設計と伴走支援を行っています。

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