【ブレないブランドづくり】商標・意匠・著作権の“合わせ技”とは?
2025.12.24
こんにちは、弁理士の植田です。
ブランドをつくって育てていく。
これは中小企業やスタートアップにとって、事業そのものと言ってもいいほど重要なテーマです。
ただ、ブランディングというと「ネーミング」や「ロゴ」など“見える部分”に意識が集中しがちですが、
そのブランドをしっかりと守るためには、知財の視点が欠かせません。
今回は、「商標」「意匠」「著作権」という3つの権利を、
どう“合わせ技”として使うかについて、わかりやすくお伝えします。
■商標:名前・ロゴを「独占」できる
まず、ブランド名(ネーミング)やロゴを守る基本は商標登録です。
・サービス名や商品名、ブランド名は「商標」
・ロゴマークやアイコンも「図形商標」として出願可能
商標登録をしておけば、
同じ業界で似た名前・ロゴを使われるのを防ぐことができます。
たとえば、「◯◯モール」という名前を使っているEC事業者が、
他社に同じような名前を真似されて検索上で埋もれてしまった…というケースもあります。
★ 商標は、「ブランドの識別力」と「信用」を守る武器です。
■意匠:製品やパッケージの「見た目」を守る
意外と見落とされがちですが、
プロダクトデザインやパッケージ、UIなどの“形”や“見た目”は、
「意匠権」で守ることができます。
たとえば:
・オリジナルのボトル形状
・スマホアプリのUIデザイン
・店舗の独特なレイアウトや装飾
これらは意匠登録をすることで、コピー商品への対抗手段を持てます。
しかも、意匠は比較的スピーディーに登録できるので、
発売前の段階で手を打つ企業も増えています。
■著作権:デザイン・文章・音楽などに自動で発生
ブランドに関わるものの中には、著作権で守られるものもあります。
・ホームページの文章や構成
・パンフレットのデザイン
・商品に使われるキャラクターやイラスト
・CMや紹介動画の音楽やナレーション
著作権は「創作された時点」で自動的に発生しますが、
他人に勝手に使われた場合の主張には証拠が必要になります。
また、外部のデザイナーや制作会社に発注した場合、
契約で著作権の取り扱いをきちんと決めておくことも重要です。
■“合わせ技”でブランドはもっと強くなる
この3つの知的財産は、それぞれ単体でも効果的ですが、
組み合わせることでブランディングの守備力が格段にアップします。
例:オリジナル商品を展開する場合
・名前 → 商標で守る
・パッケージデザイン → 意匠で守る
・広告やPOPデザイン → 著作権で守る
★どれか1つだけに頼るのではなく、役割を分けて複層的に守ることが大切です。
■まとめ:ブランディングに“知財の守り”を
・ 商標 → 名前・ロゴなど「識別力」を守る
・ 意匠 → 製品やUIなど「見た目の個性」を守る
・ 著作権 → 文章・デザイン・音楽など「創作物」を守る
ブランドは“作る”だけでなく、“守って育てる”もの。
知財の合わせ技で、ブレないブランドづくりを目指しましょう!
知財の使い分けがよくわからない…という方は、
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事業やブランドの特徴に合わせて、
最適な「知財の組み合わせ」をご提案させていただきます。
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