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【特許・商標より先】実は一番大事な“知財の話”

2025.12.27

こんにちは、弁理士の植田です。

「特許は取りました!」
「商標も出願済みです!」

――そんな声を聞くと、知財対策はバッチリだな、と思うかもしれません。
でも実は、それよりももっと根本的で重要な「知財の話」があるんです。

それはズバリ、“何を守るべき知財と考えるか”を見極めること。

今回は、「特許や商標を取る前に考えるべき、知財の一番大事なポイント」についてお話しします。


■特許や商標は“手段”にすぎない

知財の代表例として挙がるのが「特許」「商標」「意匠」。
ですが、これらはあくまで、“ビジネス上の何かを守るための道具”であって、目的ではありません。

・この事業で大事な技術って何?
・何を“真似されたら困る”のか?
・どこが他社との「違い」になっているのか?

こうした問いに向き合わずに、
とりあえず出願したところで、「使えない特許」「意味のない商標」になってしまうことも。


■守るべき“価値の源泉”を言語化する

知財で守るべきものは、業種によって異なります。

・技術勝負の製造業なら → 製法や構造などの技術的アイデア
・ブランド志向のBtoCビジネスなら → ネーミングや世界観
・サービス系・ITなら → 仕組み・UX・ノウハウ

つまり、特許や商標の前に必要なのは、
「自社にとっての“価値の源泉”はどこか?」をはっきりさせることなんです。

この視点を持たずに動き出すと、
せっかくコストをかけて出願しても、ビジネスに結びつかないケースが多発します。


■先にやるべきは「知財の棚卸し」と「戦略設計」

特許や商標の出願は、知財戦略の“最後のアクション”です。
本当に大切なのは、その前段階。

・技術、ネーミング、デザイン、仕組み…
 → それぞれ、どれがコアか?
・守るべきものは何か?公開していいものは何か?
・誰が生み出したのか?契約で整理できているか?

こうした問いに基づいて、
“攻め”と“守り”を分けて整理することが、事業成長に効く知財のスタート地点です。


■まとめ:「出願より前」に考える知財の話

・ 特許・商標はあくまで“手段”である
・ 守るべき「価値の源泉」を見極めることが最優先
・その上で、出願や契約などの具体的アクションを選ぶ

知財は、“経営の一部”として考えるべきテーマです。

「うちは、そもそも何を知財として考えるべき?」
「何から守るべきか分からない」
――そんなときこそ、出願の前に一度立ち止まって考えてみましょう。

必要であれば、“棚卸し”からご一緒できますので、
気軽にご相談くださいね。

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