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【社長の盲点】「知財はあとで」が一番コスト高になる理由

2025.12.29

こんにちは、弁理士の植田です。

中小企業やスタートアップの経営者の方とお話していると、よく出てくるのがこの言葉。

「知財は、事業が軌道に乗ってからでええやろ」

気持ちはよく分かります。
目の前の売上、資金繰り、人材確保…大事なことは山ほどある。
その中で、「知財」はどうしても優先順位が下がりがちです。

でも実は、“知財はあとで”の判断が、最もコスト高になる落とし穴なんです。
今日はその理由を、3つの視点からお伝えします。


■① 商標を取られていて「使えない」事態に

ビジネスがうまくいって、サービス名や商品名にファンがついてきた。
さぁ、そろそろ商標を取ろうか…と調べてみると、

「あれ? 同じ名前、他社がもう登録してる…!」

というケース、実際によくあります。

しかもその相手が、あなたの商品を見て“後出し”で取っていたら最悪です。
自分のブランドなのに、販売停止や名称変更を迫られることも。

・ロゴ変更
・パッケージの作り直し
・販促物・WEB・SNSの修正
・顧客の混乱と信用低下

…結果的に、数十万円どころか、信用まで損なう高コストになるのです。


■② 特許を出せずに「真似され放題」に

ある中小メーカーが開発した独自構造の部品。
品質・価格ともに優れており、大手企業からの引き合いも来ていた。

でも、「特許なんて大げさや」と出願せず販売を開始。
数年後、同じ構造を使った類似製品が大手から発売され、シェアを一気に奪われてしまいました。

このケース、出願があと半年早ければ守れたかもしれません。

特許は「早い者勝ち」。
出さなかったことで市場を失う=本当の意味での損失です。


■③ トラブル対応コストが「後出し」では跳ね上がる

もしも他社と商標・特許などでトラブルになったとき、
事前に出願・契約などで対策していれば、話は早く済みます。

でも、「あとで考えよう」と準備していなかった場合――

・弁護士に相談し、調査を依頼
・証拠集めに時間と労力を消費
・交渉で不利な立場に立たされる
・下手すると訴訟や損害賠償のリスクも

つまり、「事前コストをケチったことで、後から爆発的にコストが増える」わけです。


■まとめ:知財は「あとで」じゃなく「最初に考える」が正解

・商標は、ブランドを育てる前に手を打つ
・特許は、公開前に出すのが基本
・トラブルは“起こる前の準備”が命

知財にかけるコストは、先行投資です。
目に見えづらいですが、後から取り返せない損失を防いでくれる大切な保険でもあります。

「知財はあとで」ではなく、
「今、何を守るべきか」を一度立ち止まって考えてみませんか?

必要なら、“今の事業に必要な知財”を一緒に棚卸しするところからお手伝いします。

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