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【知財で選ばれる会社に】補助金・融資で信頼を得る方法

2026.01.04

こんにちは、弁理士の植田です。

補助金や融資の相談で、
こんな声をよく聞きます。

・「事業内容は評価されたはずなのに、なぜか通らなかった」
・「数字はちゃんと作ったのに、手応えがなかった」
・「理由がはっきり分からないまま不採択になった」

実はその原因、
事業計画の中に“知財の視点”が抜けていることが少なくありません。

知財というと
「余裕がある会社がやるもの」
「大企業の話」
と思われがちですが、
補助金・融資の場面では真逆です。


■補助金・融資で見られているのは「続くかどうか」

審査する側が本当に見ているのは、
今の事業が立派かどうかではありません。

見られているのは、
この事業は、続くのか?
お金を入れて、回収できる可能性があるのか?

つまり、

・真似されたらどうなる?
・価格競争に落ちない?
・他社との差は何?

この問いに対して、
事業計画が答えを持っているかどうかです。

ここで効いてくるのが、知財です。


知財が書いてある会社は「考えている会社」に見える

誤解されがちですが、
補助金や融資の審査では、

・特許を何件持っているか
・商標登録が完璧か

そこまで求められていません。

重要なのは、

・自社の強みを、どう守るつもりか
・リスクを、どう認識しているか
・将来の展開を、どう考えているか

これを知財の言葉で説明できているかです。

たとえば、

・名前は商標で押さえる予定
・コア技術は特許出願を検討中
・すべて公開せず、ノウハウとして管理する部分がある

こうした一文があるだけで、
計画書の“信頼度”は一段上がります。


■知財が空白だと「甘い計画」に見えてしまう

逆に、知財の視点が一切ない計画書は、
どれだけ内容が良くても、
こんな印象を与えがちです。

・誰でも真似できそう
・再現性が高すぎる
・競争が激化したら終わりそう

これは、
事業が悪いからではありません。

守り方が書かれていないだけです。

しかし、審査側は
「書かれていないこと=考えていないこと」
として判断します。

ここが、
本人が気づかない減点ポイントになります。


■「知財をどう書けばいいか」悩む必要はない

よく聞かれるのが、

「まだ特許も商標も取っていないんですが…」
「専門的なことが分からなくて…」

という不安です。

でも、安心してください。

補助金・融資の段階で必要なのは、
完成された知財戦略ではありません。

必要なのは、

・どこが自社の強みかを理解していること
・それを守る意識があること
・必要なら専門家を使う意思があること

これが伝われば十分です。

完璧な権利より、
考えている姿勢が評価されます。


■知財は「選ばれる会社」になるための言語

補助金や融資は、
単なるお金の話ではありません。

・この会社は信頼できるか
・この経営者は先を見ているか
・長く付き合えるか

この判断材料として、
知財はとても分かりやすい指標になります。

知財がある会社=強い会社、ではありません。
知財をどう考えているかで、選ばれる会社になるのです。


■まとめ:知財は“攻め”ではなく“信頼の土台”

補助金・融資の場面での知財は、

・威張るための材料ではない
・難しい専門知識を披露するものでもない

「この会社は、ちゃんと考えている」
と伝えるための土台
です。

もし、

・事業計画がなかなか通らない
・理由が分からず落ちている
・次は確率を上げたい

そう感じているなら、
一度、知財の視点が空白になっていないか
見直してみてください。

それだけで、
評価が変わるケースは少なくありません。

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