【真似される前に】競合が“狙ってくるポイント”の見抜き方
2026.01.04
こんにちは、弁理士の植田です。
「まだ真似はされていないんですが、
このままで大丈夫なんでしょうか?」
知財の相談で、
実は一番多いのがこの段階です。
そして正直に言うと、
真似されてから動くのは、かなり遅いです。
なぜなら、
競合は“全部”を真似してくるわけではないからです。
彼らが狙うのは、
一番おいしいポイントだけです。
■競合は「あなたの努力」を狙っていない
まず大前提として、
競合はあなたの
・苦労
・ストーリー
・想い
には、ほぼ興味がありません。
彼らが見ているのは、
・楽に真似できるか
・早く儲かりそうか
・リスクが低いか
この3点だけです。
つまり、
“成果だけ抜き取れる部分”が狙われます。
■狙われやすいポイント①「お客さんに伝わっている強み」
まず一つ目。
すでにお客さんに伝わっている強みは、
真っ先に狙われます。
たとえば、
・「この仕組み、便利ですよね」
・「そこが御社の売りですよね」
・「それ、他では見たことないです」
こう言われるポイント。
これは、
競合から見ても分かりやすく、
再現しやすい“的”になります。
お客さんに伝わっている=
競合にも見えている、ということです。
■狙われやすいポイント②「説明できるけど、守っていない部分」
次に多いのがこれです。
社長が口では説明できるのに、
何も守っていない部分。
・特許もない
・商標もない
・契約もない
でも、
「ここがうちの肝なんです」と
毎回プレゼンで話している。
これは、
自分で地図を渡している状態です。
競合にとっては、
「じゃあ、そこを外して作ろう」
「そこだけコピーしよう」
と考える材料になります。
■狙われやすいポイント③「仕組みと運用の境目」
三つ目は、少し気づきにくいところです。
仕組みと、運用ノウハウの境目。
・仕組み自体は公開している
・でも、うまく回っている理由は説明していない
この場合、
競合はまず仕組みだけを真似してきます。
そして、
「なんか違うけど、まあいいか」
というレベルで市場に出してきます。
結果として、
・似たサービスが増える
・価格競争が起きる
・元祖なのに埋もれる
という現象が起きます。
■見抜くための簡単なチェック方法
競合が狙ってくるポイントは、
次の質問でかなり見えてきます。
・もしこれを真似されたら、一番困るのはどこか?
・そこは、今どうやって守っているか?
・守っていない理由は「後回し」になっていないか?
この3つに、
スッと答えられない部分。
そこが、
一番狙われやすいポイントです。
■「全部守る」は不要。でも「把握していない」は危険
よくある誤解があります。
「全部特許を取らないといけないんですか?」
「全部秘密にしないとダメですか?」
答えは、NOです。
大事なのは、
・守る
・あえて守らない
・公開して広げる
この判断を、
意図的にしているかどうかです。
無防備なのが一番危ない。
■真似される前にやるべきこと
真似される前にやるべきなのは、
すごくシンプルです。
・自社の強みを洗い出す
・狙われそうなポイントを言語化する
・守る方法を選ぶ(特許・商標・契約・秘密)
これだけで、
競合の動き方は変わります。
「面倒そうだから後で」
と思っている間に、
市場は動きます。
■まとめ:競合は“一番おいしいところ”だけを見ている
競合は、
あなたのビジネスを
丸ごと真似することはしません。
・すでに価値が証明されていて
・分かりやすくて
・守られていない部分
そこだけを、
静かに狙ってきます。
だからこそ、
真似される前の一手が重要です。
もし、
「うち、どこが狙われるんやろ…」
と少しでも思ったら、
それはもう、考え始めるタイミングです。
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