【ネットで売る人は要注意】商品名・パッケージでトラブルにならないために
2026.01.14
こんにちは、弁理士の植田です。
ネットショップやフリマアプリ、ハンドメイド販売など、
誰もが気軽に「自分の商品を売る」時代になりました。
とても良い流れですが、知財トラブルは思ったより身近に潜んでいます。
今回は、商品名やパッケージデザインにまつわる注意点を、
初心者にもわかりやすくご紹介します。
■「これってウチの商品名に似てない?」がトラブルの始まり
商標やパッケージデザインに関するトラブルで多いのが、
・似た名前で販売していたらクレームが来た
・デザインが他社に似ていたとSNSで炎上
・アカウント停止や販売停止の通知が来た
といったケースです。
実際に、「知らなかった」「偶然かぶった」という理由では済まされないこともあります。
特に商標権を持っている会社は、権利を守るために積極的に対応してきます。
■「先に売ってたのに…」は通用しない?
これは意外に思われるかもしれませんが、
先に販売していたとしても、後から商標登録された側に主張されることがあります。
なぜなら、日本の商標制度は「登録主義」。
登録している人が原則として“独占使用”できるからです。
つまり、「自分が考えた商品名」でも、他人が先に登録していればアウトの可能性があります。
■自分でできる!商標トラブル予防の基本
では、どうやって防ぐのか。
基本的な対策は次の3つです。
1.販売前に商標検索をする
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)で無料検索が可能です。
使いたい名前が登録されていないか、ざっくりでも確認を。
2.オリジナリティのある名前をつける
「かわいい」「おしゃれ」な名前ほど、他人とかぶりやすい傾向があります。
造語や、自分らしい組み合わせで考えるのが◎
3.販売が軌道に乗ったら商標登録を検討する
しっかり利益が出てきたら、将来のリスク回避のためにも登録を。
■パッケージデザインも「マネしてるつもりはなかった」では通らない
商品名だけでなく、ラベル・ロゴ・全体のデザインも要注意。
特に「高級感を出したい」「海外っぽい雰囲気にしたい」と思って参考にしたつもりが、
実は既存ブランドに似てしまっていた…ということも。
プロのデザイナーに依頼する際も、参考にした事例があれば、
「どこまで似て良いのか」をきちんと話しておくのが安全です。
■トラブルになったら?すぐにやるべきこと
もし万が一、警告やクレームが来た場合は、
・感情的に反論しないこと
・相手がどの権利を主張しているのかを正確に確認すること
・自分で判断がつかない場合は、弁理士など専門家に相談すること
をおすすめします。
対応を間違えると、販売停止や損害賠償につながることもあるため、
早めに冷静な対応を心がけましょう。
■まとめ:知財は「売れた後」に問題になる
知財のトラブルは、売れてから起きることが多いです。
「こんな小さな商売に関係ない」と思っていたのに、
思った以上に売れて目立ち、クレームが…というパターンも珍しくありません。
だからこそ、最初の段階でのチェックと工夫が重要です。
名前・デザイン・ブランドを守ることは、
商品そのものの価値を守ることにつながります。
何か少しでも気になる点があれば、
「今からでもできること」からはじめてみてくださいね。
ご希望があれば、具体的な商標検索の方法や、個別の相談にも対応していますので、
お気軽にご相談ください。
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