【ネーミングが先か、出願が先か】商標で後悔しないための順番とは?
2026.01.15
こんにちは。弁理士の植田です。
商品やサービスを立ち上げるとき、「名前を考えるワクワク感」ってありますよね。
ブランド名、サービス名、屋号……
それが思い通りのネーミングになったときの高揚感は、きっと多くの経営者・起業家にとって特別なものだと思います。
でも実は、その「ネーミングの順番」があとあと大きな差を生むこともあります。
今日は、
「ネーミングが先? 出願が先?」
というよくある疑問について、後悔しないための考え方をお伝えします。
■「名前が決まったから、あとは出願すればいいですよね?」
これは実際によくいただくご相談です。
気に入った名前が決まり、ロゴも完成。商品パッケージも準備万端。
そこから商標出願の相談を受けるのですが……
商標調査をしてみると、すでに他社が登録していた。
似たような名称で出願中の企業があった。
まったく違う分野の会社に先に取られていて使えない……。
というケースが、本当に多いんです。
■結論:ネーミングと商標調査は“同時並行”がベスト!
理想的な流れはこうです。
1.いくつか候補を考える
2.商標調査で使用・登録の可能性をざっくりチェック
3.使用できそうなものをブラッシュアップ
4.出願と使用準備を同時に進める
つまり、「決めてから出す」ではなく「出せるか見ながら決める」という順番です。
商標って「取れるかどうか」だけでなく、
「使ってトラブルにならないか」も重要なチェックポイントなんです。
■登録できない名前、使えない名前の一例
実際には、以下のような名前は要注意です。
・すでに他人が商標登録している名称(特に同業界)
・意味が一般的すぎて識別力がない(例:「おいしいパン」など)
・地名+商品名など、簡単に認識されてしまう名前(例:「大阪ラー
メン」など)
・類似商標がたくさん出てきて、紛らわしいもの
これらは、せっかくロゴやデザインまで完成しても、出願できない・使えないというリスクがあります。
■「出願しなくても使えるでしょ?」という落とし穴
登録せずに使い続ける、という考え方もあります。
でも、もし他社が後から商標登録してしまったら──?
最悪、今まで育てた名前を変更しなければならない事態になることも。
ブランドの信頼、顧客の認知、すべてがゼロからやり直しです。
特にネット販売やSNSを活用する今の時代は、
ブランドの立ち上がりが速く、それだけ目立つ=トラブルにもなりやすい。
■商標で後悔しないためのチェックリスト
・ ネーミングの候補を複数出していますか?
・ 商標調査をせずにロゴやサイトを作っていませんか?
・ 使用・出願の順番が逆になっていませんか?
・ 今の名称が他社の登録商標とぶつかっていませんか?
ひとつでも気になる点があれば、出願前の早い段階での調査・相談をおすすめします。
■まとめ:「名前」は資産。出願は“攻めと守り”の第一歩
ネーミングはビジネスの顔です。
思いを込めて作った名前を、他人に使われたくない。
そう思うなら、「出せる名前を考える」ことが最初の一歩です。
アイデアを守ることは、あなたのビジネスを守ることにつながります。
気になることがあれば、無料の商標調査からでもお気軽にご相談くださいね。
「その名前、出せるか?」の判断からお手伝いします!
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