【現場アイデアを拾う仕組み】“特許が出る会社”はこうして作る
2026.01.23
こんにちは、弁理士の植田です。
今日は、「うちの会社、なかなか特許が出せないんです…」という声にお応えして、
現場のアイデアを特許につなげる仕組みづくりについてお話しします。
■なぜ「技術力があるのに特許が出ない会社」があるのか?
じつは、技術がないから特許が出ないわけではありません。
・製造工程で生まれたちょっとした工夫
・お客様の要望から出てきた改善点
・現場の人が“いつもやってるやり方”
こういった“日常の知恵”の中に、実は特許のタネが隠れていることが多いのです。
ところが、多くの会社では…
・開発部門が忙しくて特許まで手が回らない
・「こんなん特許にならんやろ」と思ってスルーされる
・アイデアがあっても、上司や知財担当に伝わらない
そんな状況になりがちです。
■“特許が出る会社”がやっていること
では、逆に特許出願が多い会社は何をしているのか?
答えはシンプルで、
「アイデアを拾う仕組み」がちゃんとあることです。
たとえば、こんな工夫があります。
■① アイデアの“種”を集める制度を作る
・「業務改善報告書」や「発明提案書」を月1提出
・開発ミーティングの議事録を、知財部門がチェック
・成果主義ではなく、出願につながったこと自体を評価対象に
重要なのは、「完璧なアイデア」でなくてもOKという空気づくり。
“芽”を拾うことが、後々の大きな差になります。
■② 発明かどうかを判断する“目利き”がいる
現場から出た情報を、
「これは技術的に特許にできそうか?」
「他社との差別化ポイントになっているか?」
を見極められる人(知財担当や弁理士)が必要です。
逆に言えば、そこを外部の専門家に任せてもOK。
第三者視点があると、現場では当たり前に思っていたことが
「実はすごい工夫だった」と気づくこともあります。
■③ 「取って終わり」にしない意識
出願や取得はゴールではありません。
どう事業とつなげるか、誰が使うのか、どう見せるかまで意識できる会社は、
知財が生きた武器になります。
そのためにも、発明者と経営層・営業部門との連携が大切です。
■まとめ|発明は“仕組み”で生まれる
「発明は天才のひらめき」というイメージがあるかもしれませんが、
実際の現場では、仕組みと習慣で特許が増えていきます。
特別なことをしなくても、
現場の気づきに耳を傾けて、ちゃんと拾える会社になること。
これが、“特許が出る会社”への第一歩です。
「うちの会社でも特許が出せるようにしたい」
「どんなネタが特許になるのか、判断できる人がいない」
そんなお悩みがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
ミライエ国際特許事務所では、
中小企業・スタートアップ向けに、
“アイデアを拾って、特許に育てる支援”を行っています。
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