【そのURL、誰のもの?】ドメインと商標の“意外な関係”とは?
2026.02.06
こんにちは、弁理士の植田です。
あなたの会社やサービスのホームページ。
そのURL(ドメイン)、ちゃんと“自分のもの”として守れていますか?
実は、ドメインと商標は「まったく別モノ」であるにも関わらず、混同や誤解によるトラブルが非常に多い分野。
今回は、知っておかないと損する「ドメインと商標の関係」について解説します。
■ 先に取った者勝ち。それがドメインの世界
ドメインは、基本的に「早い者勝ち」。
同じ名前でも、.com、.jp、.netなど種類を変えれば取得できてしまうため、
ブランドや会社名が似ていても、別の誰かが取ってしまうこともあります。
「うちのサービス名で検索したら、全然関係ない会社が出てきた…」
「社名のドメイン、取られていたので変なスペルにした」
こうした声もよく聞きます。
■ 商標を取っていても、ドメインは取れない?
ここが落とし穴です。
商標登録していても、ドメインが自動的に自分のものになるわけではありません。
ドメインは、商標とは別のルールで管理されており、たとえ商標の権利者であっても、
すでに第三者が正当に取得している場合、それを取り戻すのは簡単ではないのです。
■ トラブルの一例:「ブランド名.jp」が別会社に…
たとえば、あなたが「BRAND-X」という商標を登録し、ビジネスをスタートしたとします。
ところが数ヶ月後、「brand-x.jp」がまったく無関係な会社のコーポレートサイトになっていたら?
・顧客が混乱する
・ブランドの信用に影響する
・最悪、模倣や詐欺サイトにつながる可能性も
ドメインは“顔”とも言える重要な入口。
商標と同じくらい慎重に考えるべきなのです。
■ 対策①:ブランド名を考えた時点で、ドメインを仮押さえ
サービス名や社名を考えるタイミングで、
同時にドメインが取れるかを必ずチェックしましょう。「商標出願前にドメイン確保」が基本です。
(※誰かに先に取られるのを防ぐためにも、できれば非公開で動きましょう)
■ 対策②:商標で守り、ドメインは実効支配を
・商標:法律で守る「名前の権利」
・ドメイン:ネット上での「場所の権利」
どちらも“自分の名前を誰かに使われない”ための仕組みですが、守り方が違います。
理想は、商標もドメインも両方押さえること。
また、類似ブランドやサービスを立ち上げる予定がある場合は、関連ドメインも確保しておくのが安全です。
■ まとめ:商標とドメイン、切り離して考えない
・商標を登録したからといって、ドメインが守られるわけではない
・ドメインを取っただけでは、ブランド名は守れない
この“意外な関係”を理解しておくことで、将来のブランドトラブルを防ぐことができます。
名前を考える=同時に守り方を考えるタイミング。
URLの裏にも「知財リスク」が潜んでいること、ぜひ意識しておいてください。
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