【起業1年目の商標戦略】ネーミング・ロゴ・屋号の優先順位とは?
2026.02.15
こんにちは、弁理士の植田です。
起業1年目。
やることは山ほどあります。
・商品・サービスの開発
・営業活動
・SNS運用
・資金繰り
・採用
その中で、「商標登録」は後回しになりがちです。
でも実は、
起業1年目こそ商標戦略が重要なタイミングでもあります。
今回は、よく聞かれる質問にお答えします。
ネーミング・ロゴ・屋号、どれから優先すべき?
■まず大前提:商標は“使うもの”から守る
商標登録の基本はシンプルです。
「実際に使う名前」から守る。
逆に言えば、
・まだ決まっていない
・今後変わる可能性が高い
・本気で育てる予定がない
こういったものは、急いで出願しなくてもいい場合もあります。
では、優先順位を考えていきましょう。
優先順位①:サービス名・商品名(最優先)
起業1年目で一番守るべきなのは、
「売上を生む名前」です。
具体的には、
・主力サービス名
・オンライン講座名
・アプリ名
・ブランド名
・ECショップ名
これらは、広告やSNSで拡散され、
顧客に認知される“顔”になります。
ここが取られてしまうと、
・名称変更
・ドメイン変更
・SNSアカウント変更
・名刺・パンフレット作り直し
という大ダメージになります。
だからこそ、
売上の柱になる名前=最優先。
優先順位②:ロゴ(ブランドが育ち始めたら)
ロゴはどうでしょうか?
ロゴはブランドイメージを強く印象づけますが、
起業直後は変更が多いのも事実です。
・デザインを修正する
・フォントを変える
・色を変える
こういった変化が起きやすい。
そのため、
ロゴは
「事業の方向性が固まり、当面変えない」と決めた段階で出願
が合理的です。
ネーミングより一歩あと、というイメージです。
優先順位③:屋号(事業形態による)
個人事業主の方からよく聞かれるのが、
「屋号は取るべきですか?」
答えはケースバイケースです。
屋号が
・サービス名と同じ
・ブランドとして前面に出している
・将来法人化して社名にする予定
であれば、優先度は上がります。
しかし、
単なる事務処理上の名称で
顧客にほとんど見えない場合は、優先度は低めです。
■起業1年目にありがちな失敗
よくあるのがこのパターンです。
・ドメインは取得した
・SNSアカウントも押さえた
・でも商標チェックはしていない
そして半年後。
「その名前、すでに登録されていますよ」
と言われるケース。
商標は先願主義です。
先に出した人が有利。
「先に使ってるから大丈夫」は原則通用しません。
■起業1年目の商標戦略・まとめ
シンプルに整理すると、
1.売上を生むサービス名を最優先
2.ブランドが固まったらロゴ
3.屋号は使い方次第で判断
そして大事なのは、
名前を決めたら、できるだけ早く調査すること。
出願するかどうかは、その後でも構いません。
でも
「知らずに使い続ける」ことが一番リスクです。
■商標は“守り”ではなく“土台”
起業1年目は、とにかく前に進むことに集中します。
でも、
名前を守ることはブレーキではありません。
むしろ、
安心してアクセルを踏める土台づくりです。
これからブランドを育てたい方こそ、
一度、ネーミングの優先順位を見直してみてください。
小さな判断が、
3年後・5年後の大きな差になります。
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