【スタートアップ支援者向け】知財を“伝えるスクリプト”3選
2026.02.16
こんにちは、弁理士の植田です。
インキュベーター、VC、コンサルタント、士業の先生方。
スタートアップ支援の現場で、
こんな場面ありませんか?
「知財の話、必要やと思うけど…どう伝えたらええんやろ?」
経営者にとって、知財はまだまだ“遠い話”。
でも、支援者の一言で未来が変わることがあります。
今日は、そのまま使える“知財スクリプト”3選をご紹介します。
スクリプト①
「この名前、将来変えることになったらどうします?」
ネーミング段階の起業家に対して。
「もし今のサービス名がヒットして、
3年後に“使えません”って言われたらどうします?」
これ、かなり効きます。
多くの起業家は、
・プロダクト開発
・資金調達
・マーケティング
に集中していて、
“名前を守る”という発想が抜けがちです。
この一言で、
「え、それってあり得るんですか?」
と意識が変わります。
そこから、
「一度、商標チェックしてみましょうか」
と自然につなげられます。
スクリプト②
「投資家が見てるのは“再現性”と“守り”です」
資金調達前のスタートアップに。
「そのビジネス、他社が真似したら止められますか?」
ビジネスモデルの説明を聞いた後に、この質問。
創業者はよく、
「うちはスピードで勝ちます」
と言います。
でも投資家は、
・参入障壁
・競争優位
・持続可能性
を見ています。
そこで、
「特許や営業秘密で、どこまで守れるか整理しときましょう」
という流れに。
知財は“コスト”ではなく、
投資家への説明材料だと伝えるのがポイントです。
スクリプト③
「その技術、会社のものになってますか?」
共同創業・外注・業務委託が絡むケース。
「それ、契約書に“権利帰属”ちゃんと書いてます?」
意外と多いのが、
・エンジニアは業務委託
・デザイナーは外注
・共同開発で曖昧
という状態。
このとき、
「将来M&Aのとき、誰の権利か説明できます?」
と聞くと、ハッとされます。
知財は“取る”以前に、
整理することが重要。
ここで早めに気づけると、大きなトラブルを防げます。
■なぜ“スクリプト”が大事なのか?
支援現場では、
・時間が限られている
・専門的に話しすぎると引かれる
・でも伝えないと後悔する
このジレンマがあります。
だからこそ、
“知財の話”ではなく、
“未来のリスクの話”として伝える。
難しい制度説明ではなく、
問いかけ型の一言が効果的です。
■知財は“紹介”で価値が生まれる
支援者の方が、
「一度、弁理士に聞いてみたら?」
と軽く言うだけで、
救われるスタートアップは多いです。
実際、
・商標が取れなくてリブランディング
・共同開発で揉める
・出資直前で知財リスクが発覚
こういったケース、
後から相談に来られることが本当に多い。
■まとめ
スタートアップ支援者が使える、知財スクリプト3選。
1.「この名前、将来変えることになったらどうします?」
2.「そのビジネス、真似されたら止められますか?」
3.「その技術、会社のものになってますか?」
難しい説明は不要です。
“問い”を投げるだけでいい。
知財は、
早く気づいた人から守れる世界です。
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そっと一言、知財の視点を添えてみませんか?
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