海外展示会でやりがちNG:出展前にやるべき“知財の守り”チェック
2026.03.02
こんにちは、弁理士の植田です。
海外展示会に初出展。
気合い入りますよね。
ブース設計、パンフレット、デモ動画、英語資料…。
でも、その前に。
知財の準備、できていますか?
実は、海外展示会は“攻め”の場であると同時に、“リスクの塊”でもあります。
今日は、出展前に必ずやるべき“知財の守り”チェックをお伝えします。
NG① 出願前に技術を全部公開してしまう
これ、ほんまに多いです。
・試作品を展示
・構造を説明
・パンフレットに詳細掲載
特許は原則「公開前」に出願が必要。
展示会で公開
→ その後に出願
では、取れなくなる可能性があります。
出展前に、
✔ 特許出願済みか?
✔ 最低限、仮出願でも出しているか?
ここは必須チェックです。
NG② 商標を押さえずに海外発表
プロダクト名を海外で発表。
でも、その国で商標を出していない。
これ、かなり危険です。
海外は「先願主義」。
展示会で注目
→ 現地企業が先に出願
→ 本人が使えない
というケース、実際にあります。
出展国では最低限、
✔ 商標の事前調査
✔ 出願または出願準備
をしておくべきです。
NG③ NDAなしで商談
展示会では、
「詳しく教えてほしい」
と言われます。
そのとき、
何でも話してしまう。
でも、
✔ 図面
✔ ソースコード
✔ 製造ノウハウ
は営業秘密です。
理想は、
重要な情報はNDA締結後に開示。
その場で全部出さない。
“盛り上がり”と“守り”は別です。
NG④ パンフレット・画像の権利未整理
意外と多いのがこれ。
・外注デザイナー制作
・共同開発先の写真使用
・フリー素材の誤用
海外では著作権トラブルも厳しい。
出展前に、
✔ 使用素材の権利確認
✔ 契約書での帰属確認
を整理しておきましょう。
■展示会は“公開の場”
展示会は、
世界に向けた公式公開の場です。
つまり、
知財的には“取り返しがつかない瞬間”になることも。
でも逆に言えば、
きちんと準備すれば、
一気にグローバル展開の武器になります。
守りを固めて、攻める。
これが海外展示会の鉄則です。
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