【保存版】中小企業のための知財戦略3ステップ〜今ある資産を“守る・育てる・活かす”には?〜
2025.06.07
「ウチには関係ない」なんて言わせへんで
こんにちは、弁理士の植田です。
知財(特許・商標・意匠)って聞くと、
「うちは大企業ちゃうし…」
「技術とかないから、特許なんて関係ない」
と思ってる中小企業の方、多いです。
でも実際には──
“中小企業やスタートアップこそ、知財を戦略的に使える”タイミングが山ほどあります。
ということで今日は、
「中小企業が“最初にやるべき知財戦略”を、3ステップで」紹介します!
STEP①:まずは“見える化”=自社の知的財産を棚卸し
知財戦略の第一歩は、「うちには何があるのか?」を把握することです。
たとえば…
項目 | 資産例 | 守る手段 |
---|---|---|
名前 | 商品名、サービス名、会社名 | 商標登録 |
見た目 | ロゴ、製品デザイン、UI画面 | 意匠登録 |
仕組み | 業務フロー、アルゴリズム | 特許出願 |
言葉 | キャッチコピー、ブランドメッセージ | 商標 or 著作権 |
POINT:
「うちには技術がない」と思ってても、
“ネーミングや見た目”が実は一番の武器やったりします。
STEP②:“攻め”と“守り”を分けて考える
中小企業の知財戦略は、「全部出願する」ことやないんです。
“守るべきもの”と“公開して広げるもの”を分けるのがコツ。
●守るべきもの(防衛)
- ブランド名 → 商標出願
- 特徴的なUX → 意匠 or 特許で保護
- 業界初の仕組み → 特許で抑える
●攻めて広げるもの(PRや営業で活用)
- 利用実績やノウハウ(ノウハウとして非公開に)
- 受賞歴、実績 → 広報戦略に活用
■POINT:
知財は「隠す」だけやない。
“見せて差をつける”武器にもなるんです。
STEP③:実行&更新していく「ミニ知財PDCA」
知財は一回きりじゃなくて、事業の進化に合わせて育てる資産です。
たとえば:
- 新しい商品やサービスが出たら → 名前の商標チェック
- デザインを変更したら → 意匠の見直し
- 展示会に出すなら → 特許出願は間に合ってるか?
年に1回でもいいので、“知財の棚卸し+アップデート”を意識しておくだけで、
将来的なトラブルを防げます。
まとめ:「中小企業でも、“知財の地図”を持ってるかがカギ」
知財は、大企業のものだけやありません。
むしろ、「最初に仕込んでたかどうか」が後の差になる世界です。
- 何を守る?
- 何を広げる?
- どう育てる?
この3ステップで、“守れる会社”になるための土台をつくりましょう。
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知財は、未来の武器になります。