【“使わせて稼ぐ”という選択】ライセンス収入のススメ
2025.06.29
「自社だけで使うのは、もったいないかも?」
こんにちは、弁理士の植田です。
特許や商標を取ったあとは、当然「自社で独占して使う」というのが基本ですよね。
でも実は、
「他社に使わせて対価をもらう=ライセンス」という方法もあるんです。
■1. ライセンスとは?
ざっくり言えば、
「この技術(または名前)を、使っていいよ。その代わりにお金ちょうだいね」
という契約のこと。
知財が「使用料を生む資産」になる仕組みです。
■2. こんなケースにおすすめ!
▶ 技術はあるけど、量産・販売の体力がない
→ 製造・販売力のある企業に使ってもらうことで、収益だけ得られる
▶ 特許は出したけど、使ってない/もう製品化しない
→ 「眠った資産」を活かせるチャンス!
▶ ブランド名(商標)を他社展開で使ってもらいたい
→ フランチャイズやコラボの商標使用許可にも使えます
■3. ライセンス契約のリアル
●収益になるだけじゃなく、模倣を“合法的に排除”する材料にも!
ただし、ライセンスにも注意点あり👇
・きちんと書面契約にしておく
・使わせる範囲(地域・期間・業種)を明確にする
・ロイヤリティ(使用料)の設定方法
など、契約の中身が超大事!
●まとめ:「使わせる=活かす」という知財の使い方もある
特許や商標は、取って終わりではありません。
「自社だけで使う」or「使わせて稼ぐ」──どっちも選べるのが知財の強み。
これからの時代、技術やブランドをうまく活用したいなら、
“ライセンス”という武器を持っておいて損はないです!
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