【BtoB営業×知財】商談の場で“他社と違う”を伝える技術
2025.07.07
こんにちは、弁理士の植田です。
今回は、BtoB営業の現場でこそ活きる「知財の使い方」についてお話します。
● なぜ営業に知財の話?
「うちは営業担当なんで、知財はあんまり関係ないです」
そんな声をよく聞きます。
でも実は、知財は“営業トークの武器”になります。
特にBtoBでは、相手企業が論理的に判断するケースが多いため、
「知財を取ってる=技術に裏付けがある」「競合と差別化されている」という情報は、購買の安心材料になるんです。
■ 商談で効く!知財の3つの使いどころ
① 「この技術は特許を取得済みです」
これは王道。
“他社には真似できない”という根拠を示せるので、価格競争に巻き込まれにくくなります。
② 「このブランド名は商標登録しています」
提案する商品やサービスが商標登録されていれば、
「安心して再販できる」「パートナーとして信頼できる」という印象を与えられます。
③ 「見た目のデザインも意匠権で保護されています」
たとえばパッケージ・UI・機械の外観など、“見た目の工夫”も守られていると伝えることで、
技術だけでなく「ブランドとしての価値」も評価されやすくなります。
● 知財を“営業トークに翻訳”するのがカギ
もちろん、いきなり「特許第○号を…」と話しても伝わりません(笑)
大事なのは、営業の言葉に落とし込むこと。
たとえばこんな言い回し👇
・「うちだけの技術で、他社には真似されません(特許)」
・「ブランドとして守られているので、安心してお使いいただけます(商標)」
・「このデザインも意匠登録されていて、長くファンがついています(意匠)」
● まとめ:営業×知財は、差別化の最強コンビ!
BtoBの商談では、「ちゃんとしてる感」や「安心感」が勝負を分けることも多いです。
その裏付けとして、知財の話は意外と効きます。
「営業の現場で知財をどう活かすか?」
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