【“センスより仕組み”】売れるデザインを守る意匠戦略とは?
2025.07.09
こんにちは、弁理士の植田です。
中小企業やスタートアップの“デザイン×知財”支援を日々行っています。
■ 「いいデザインですね」で終わってませんか?
商品パッケージやウェブアプリのUI、ロゴや什器の形状──
「うちのデザイン、結構ウケいいんですよ」と言われる経営者の方、多いです。
でも、その“ウケのいいデザイン”、守れてますか?
真似されたときに何もできなければ、
どれだけ優れたセンスがあっても、差別化は一瞬で崩れます。
■ センスは真似できる。でも“権利”は真似できない。
意匠登録をしておけば、
「形状」「模様」「配置」など、商品の“見た目”を法的に守ることができます。
たとえば──
・オリジナルのパッケージや容器
・UIデザイン(ボタンや画面構成の配置)
・店舗什器や展示台の形状
・雑貨や家具の特徴的なフォルム
これらはすべて、「意匠権」という“見た目の特許”で守ることが可能です。
■「売れるデザイン」ほど、仕組みで守るべし
よくあるご相談:
「他社がウチとそっくりなパッケージを使ってて…」
「オンラインでうちのUIを真似されたようで…」
これ、売れてる証拠なんですよね。
だからこそ、最初から「守る戦略」を仕込んでおくことが大切です。
意匠登録をしていれば、
▶ 真似されたときに差し止め請求も可能
▶ 自社のデザインに“独占力”が生まれる
▶ ブランド価値も上がる
■ まとめ:「センス」で作り、「仕組み」で守る。
経営や商品開発において、デザインは資産です。
その資産を守るのが、意匠権という知財の仕組み。
「デザインは感覚の世界」と思っていた方ほど、
“守り方”を知ることで、より強い差別化ができるようになります。
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