【価格競争からの脱出】“違い”を商標で守る戦略とは?
2025.07.16
こんにちは、弁理士の植田です。
中小企業や個人事業の現場で、
よく聞くお悩みのひとつがこちら:
「価格では勝てない。でも他と違う“何か”はある…」
その「違い」を、ちゃんと“武器”として活かせていますか?
実はそのヒント、商標の中にあるかもしれません。
■「違いがあるのに守られていない」ケース、多すぎ問題
・他社にはないこだわりの製法で作ってる
・オリジナルのネーミングやサービス名がある
・商品パッケージのデザインにファンがついてる
にもかかわらず…
「商標?あれは大企業の話やろ?」
「うちはまだ小さいから…」
そう思って放置してる方、多くありませんか?
でもそれ、差別化ポイントを自ら放棄してるようなものです。
■“違い”を守るのが商標の役割
商標とは簡単に言えば、
「うちの名前・ロゴ・ネーミングを、他の人に勝手に使わせない」ための権利。
つまり、他社との違い=“自社らしさ”を守るための法律的な看板です。
ネーミングやキャッチコピーはもちろん、
特定の商品名・サービス名も商標として守れることが多いです。
■実際にあった事例
ある飲食店の例:
・ 独自のメニュー名でSNS集客していたが、
商標を取っていなかったため、他店が真似して展開
・ 慌てて出願しようとしたが、すでに他の誰かに取られていた…
「うちの名前、真似されてる…」と思っても、
商標を取ってなければ“口では怒れても、法的には弱い”というのが現実。
● 商標登録するメリットは「守る」だけじゃない!
価格で勝負しにくい今の時代、
ネーミングやブランドで“選ばれる理由”をつくることがとても重要です。
そしてそれが他と違うのであれば、
きちんと権利で“守る”+“見える化する”のが戦略的な商標活用です。
● まとめ:「違い」を伝える前に、「違い」を守ろう
・差別化ポイントは、実は商標で守れるかも
・放置しておくと、先に取られるリスクもある
・小さな会社ほど、“名前”の価値は大きい!
「商標なんて早すぎる」と思わずに、
“名前の強さ”を戦略的に活かしていきましょう。
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