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【社風と知財】“発明が生まれる職場”の共通点

2025.07.17

こんにちは、弁理士の植田です。

「発明って、どうやったら生まれるんですか?」

これは、スタートアップや中小企業の経営者さんからよく聞かれる質問です。
でも私はこう答えるようにしています。

●「発明は、“出すぞ!”と思って出るものやなく、“出やすい環境”で自然と生まれるんです。」

今回は、私がこれまで見てきた“発明が生まれやすい会社”の共通点をお話しします。


① 「ムダ話」がOKな雰囲気がある

一見、雑談にしか見えない会話の中に、
「それ、ちょっとおもろいな」「うちの現場で試してみたら?」
とアイデアのタネがある。

正論ばかりが飛び交う職場では、発明の芽は出にくいんです。


② 実験や改造が“ちょっとだけ”許されている

「今のやり方に少し工夫を加えてみたい」
「古いパーツを組み合わせて試してみたい」

こういう現場の“遊び”や“余白”があると、自然と改善アイデアが蓄積されます。
特許になった現場改善の多くが、こうした試行錯誤から生まれています。


③ 上司が「そんなことで相談してくるな」と言わない

「まだ形になってない話なんですけど…」という段階で話せるかどうか。

“失敗してもOK”という安心感がある職場では、
小さな気づきが発明へと育っていきます。


●まとめ

発明が生まれる職場には…

・雑談や冗談が許される余白がある
・小さな試みや試行錯誤が歓迎される
・アイデアの“たね”を受け止める上司がいる

そんな文化が共通しています。

技術的な強さより、“文化や社風”が知財の第一歩になるんですね。

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