【β版でも特許は取れる?】プロダクト初期でやっておくべき対策
2025.07.17
こんにちは、弁理士の植田です。
スタートアップの方からよくあるご相談がこちら👇
「まだβ版なんですけど、特許って出せるんですか?」
答えは…出せます!しかも、早いほうが有利なケースが多いです。
今回は、プロダクト初期にこそ意識したい“知財のスタートダッシュ術”をお伝えします。
① β版でも「発明の核心」が見えていればOK!
たとえ未完成でも、
・システムの“構造”や“アルゴリズム”
・特定の“処理の流れ”
・サービス提供の“仕組み”
など、中核的な技術内容が明確であれば出願は可能です。
※注意:公開しすぎる前に出願するのが鉄則!
② 「リリースしてから考えよう」は手遅れに?
公開=新規性喪失。
つまり、出願前に自社サイトやピッチ資料で詳細を出してしまうと、特許が取れなくなる可能性があります。
とくに、VCや大手企業との面談時は要注意!
③ 知財×資金調達=「投資家の安心材料」になる
早期出願しておくと、
・資金調達時に“技術の独自性”を主張しやすい
・PMF前でも“技術優位性”を証明できる
・デューデリ対応がスムーズになる
スタートアップほど「知財の先行投資」が効いてくるんです。
● まとめ
・β版でも、特許出願は十分可能!
・「先に出す」ことで技術を守り、投資家にもアピール
・公開タイミングには要注意!
スタートアップの初期はスピードが命。
でも、“守る仕組み”もセットで走らせることで、もっと強い会社になります。
📝 ご相談・お問い合わせはこちらからどうぞ!