【社内に眠る“未活用知財”】棚卸しで掘り起こす3つの視点
2025.07.24
こんにちは、弁理士の植田です。
普段からいろんな企業さんに知財のご相談を受けている中で、
よく感じるのが──
「実はもう、資産になる“ネタ”持ってるのに気づいてないな…」
ということ。
つまり、知財になり得るアイデアや成果が“未活用”のまま眠っているケースがめちゃくちゃ多いんです。
今回は、そんな社内に埋もれた“もったいない知財”を掘り起こすヒントをお届けします!
■ 視点①:日々の改善・現場の工夫に注目!
製造ライン、業務フロー、サービス提供の手順など、
社員さんが日々やっている“ちょっとした工夫”の中に、特許やノウハウのタネが隠れています。
・「前より○○しやすくなった」
・「こんなツールを自作して使ってる」
・「ここを変えたらクレームが減った」
──こうした情報は、現場の人じゃないと気づかない宝の山なんです。
■視点②:独自性のある“呼び名”や“ネーミング”
商品名・サービス名・キャッチコピー・パッケージデザインなど、
ブランディングに関わる部分は、商標や意匠として保護できる可能性があります。
特にSNSや広告で使っているような“覚えやすい言葉”や“見た目の工夫”、
これが他社との差別化ポイントになっていれば、十分に価値アリ。
■ 視点③:社内で作った資料・仕組み・マニュアル
「この資料、外部にも売れるんちゃう?」
「社内教育に使ってるこの仕組み、他でも使えそうやな」
──そんな社内資産の“転用可能性”に注目するのも、知財棚卸しのコツ。
著作権や営業秘密としての保護、さらにはビジネスモデル特許の可能性も出てきます。
● まとめ:知財棚卸し=“経営資源の再発見”
■ 知財は「開発部門」だけのものじゃない
■ どの部門にも“未活用の資産”が眠ってる
■ 第三者の視点(弁理士など)を入れると、より発見しやすい!
📌「うちにも何かあるかも?」と思った方へ
■ 特許や商標になるか診断してほしい
■ 社内で“知財棚卸し”のワークショップをしたい
■ 補助金と絡めた知財活用を考えたい
そんな方は、お気軽にご相談ください👇
📝 ご相談・お問い合わせはこちらからどうぞ!