【動画時代の落とし穴】YouTubeチャンネル名も商標になる!?
2025.07.30
こんにちは、弁理士の植田です。
今日は、YouTubeチャンネルの“名前”って、商標になるの?
というテーマでお話しします。
■なぜこの話をするのか?
最近、「動画で集客したい!」という企業や個人事業主の方からの相談が増えてきました。
YouTubeチャンネル、TikTok、Instagramリール…
いまや「動画でブランドを作る時代」ですよね。
でも、その大事な「チャンネル名」や「シリーズ名」が、商標登録されてなかったことで、あとから困るケースもあるんです。
■本題:YouTubeチャンネル名、実は“商標の対象”です
① そもそも商標って何?
商標とは、商品やサービスを他と区別する“名前・ロゴ・マーク”などのこと。
実は「動画配信」も、“サービス”の一種とみなされます。
つまり、チャンネル名もビジネスに使っているなら、商標登録が可能な対象なんです。
② 商標登録しなかったら、どうなる?
・後から他人に同じ名前を取られる
・自分のチャンネル名なのに「使うな」と言われる
・SNSやECでもアカウント名が取れなくなる
…こういったリスクが実際に起きています。
【実例】
過去には、YouTubeで人気になった番組名が第三者に先に商標登録されて、グッズ販売ができなくなった例も…。
③ どんな人・企業が注意すべき?
特にこんな方は要注意👇
・YouTubeを「販促」や「集客」に使っている
・動画内でサービス名・ブランド名を連呼している
・自社の商品名とチャンネル名が同じ
・今後、グッズ販売や法人化も視野に入れている
逆に、趣味で細々やっているだけなら、そこまで気にしなくてもOKです。
●まとめ
■YouTubeチャンネル名も「商標登録」の対象になる
■ 放置しておくと“後出しの第三者”に取られるリスクあり
■ ブランドとして使うなら、早めに商標チェックを!
📌「このチャンネル名、商標取れますか?」というご相談、増えてます。
個人の方でも、企業の方でも、“動画時代のネーミング管理”は、もはや常識。
「いまのうちに守っとけばよかった…」とならないために、
気になる方は、お気軽にご相談くださいね。
ではまた!
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