【上場準備で慌てない】IPO前に見直すべき知財リスクとは?
2025.07.30
こんにちは、弁理士の植田です。
今日は、IPO(株式上場)を目指す企業が見直すべき“知財リスク”についてお話しします。
■なぜこの話をするのか?
IPOを目指す企業から、よくこんな相談を受けます。
「監査法人から“知財の整備は?”と聞かれて焦ってます…」
「VCから“商標、ちゃんと取ってる?”とチェックされたんですが…」
そう、知的財産の整理や権利化は、IPO審査の評価項目のひとつ。
でも、事業に集中していると、つい後回しにされがちなんです。
■ IPO前にチェックしたい“知財リスク”3選
① 商標:主力サービス名、ちゃんと守れてる?
「会社名」「サービス名」「ロゴ」などは、ブランドの顔。
でも…
・出願していない
・違う会社にすでに登録されていた
・類似商標との紛争リスクがある
このままだと、上場審査時に“ブランドの不安定さ”を指摘される可能性も。
② 特許・ノウハウ:技術が守られてない?
IPOでは「競合優位性」が注目されます。
独自技術があるなら、特許出願済かどうかは重要ポイント。
また、「ノウハウしかない」という場合も、秘密保持の体制が整っているかが問われます。
③ 契約関係:知財の“所有者”、誰になってる?
・外注先が作ったものの著作権が未譲渡
・社員の発明が、会社に帰属していない
・ロゴのデザインをフリーランスに頼んだまま…
こうした契約の抜けがあると、IPO前のデューデリで突っ込まれがち。
●まとめ
IPOを目指すなら、知財の整備も「経営課題」のひとつです。
■ 商標:取れてる?取れてない?チェックを
■ 特許・ノウハウ:技術の“守り”はできてる?
■ 契約:発明やデザインの帰属は整理されてる?
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ではまた次回。
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