【自社ECサイトに潜む危険】商品ページでやりがちな“権利侵害”
2025.07.31
こんにちは、弁理士の植田です。
今日は、自社ECサイトを運営する企業や個人事業主さん向けに、
ついやりがちな“知的財産の落とし穴”についてお話します。
■なぜこの話をするのか?
最近は、BASEやSTORES、Shopifyなどを使って、誰でも簡単に自社ECサイトが持てる時代。
でも、「知らずにやってしまった…」という権利侵害の相談が増えてるんです。
売上が伸びてからトラブルになるケースも多いので、早めの対策が大切です。
■ 商品ページでやりがちな“権利侵害”3選
① 画像の流用:フリー素材でも危険あり!?
「メーカーの商品画像をそのまま使った」
「インスタで見つけたオシャレな画像を引用した」
👉 実はこれ、著作権侵害になる可能性が大です!
たとえ商品画像であっても、撮影者や企業の“権利物”。
必ず許諾を得る or 自社で撮影するのが基本です。
② 商品名・シリーズ名の使用:それ、登録商標かも?
「ハンドメイドなのに“スワロフスキー風”って書いた」
「“ダイソン風ドライヤー”と説明した」
👉 この“〇〇風”表記、実は商標の無断使用としてアウトになることがあります。
特に有名ブランド名を使った表現は要注意。
SEO目的でも、使い方によっては警告が届く可能性も。
③ デザインの模倣:意匠・商標・著作権に触れることも
たとえば…
・人気商品の“パッケージを真似た”
・有名キャラクター風のイラストを使った
👉 売れ筋商品の模倣は、意匠権や著作権侵害になることがあります。
「オリジナルと思ってたら、実は似すぎていた」という例、めっちゃ多いです。
●まとめ:EC運営者ができる“権利対策”とは?
■ 商品画像は、自社撮影 or 許可取得したものを使う
■ ブランド名は、“使っていい範囲”を確認する
■ 類似デザインがないか、J-PlatPatなどで簡易調査もおすすめ
📌「自社の商品、商標取った方がいい?」
📌「この表記、問題ないか見てほしい」
📌「EC販売の前に、知財のリスクを見直したい」
そんな方は、ぜひミライエ国際特許事務所にご相談ください。
“売れた後に慌てない”ための知財チェック、全力でサポートします!
それではまた次回!
📝 ご相談・お問い合わせはこちらからどうぞ!