【自社ECサイトに潜む危険】商品ページでやりがちな“権利侵害”
2025.08.01
こんにちは!弁理士の植田です。
今日は、自社でネットショップ(ECサイト)を運営している方に向けて、
「やってしまいがちな知財の落とし穴」をお伝えします!
■ネット販売って“気軽”だけど、“権利リスク”もいっぱい
今や、誰でも手軽にECサイトが作れる時代。
BASE、Shopify、STORESなどを使って、個人や小さな会社でもすぐにネット販売が始められます。
でも実は…
「気づかないうちに、他人の“権利”を侵害してる」
そんなケース、めちゃくちゃ多いんです!
■ 商品ページでよくある“3つの権利侵害”とは?
① 写真や画像を“ネットから拾って”使ってしまう
「雰囲気伝えたくて、フリー素材使いました」
「メーカーの公式画像を転載しました」
👉 これ、著作権侵害の可能性あり!
とくに他社の商品写真を使うのはNG。自社で撮った写真を使いましょう。
② 商品名や説明文に“他社の登録商標”が…
「うちの商品は、“〇〇風”のデザインです」
「“〇〇っぽい”バッグ、入荷しました!」
👉 他社の商標を説明に使うのはアウトなケースも多いです。
商標の“使い方”には要注意!
③ 使っているパッケージ・ロゴが“似すぎ”てる
「似たようなパッケージだから大丈夫かな…」
「ちょっと寄せてるけど、バレへんやろ」
👉 それ、意匠権や不正競争防止法のリスクがあります。
実際に、似たデザインを使って裁判になった例も少なくありません。
●まとめ:「うちは小さいから大丈夫」じゃない!
知財の世界では、
“知らなかった”では済まされないことが多いです。
ネット上に公開した時点で、全国どころか“全世界”が相手になる。
だからこそ、小さなECサイトでも「事前チェック」がめっちゃ大事!
📌 EC事業者が知っておくべき“3つの防衛策”
1. 商品画像・テキストは“自作”or著作権クリアな素材を使う
2. 商品名・サービス名が商標登録されていないか調べる(J-PlatPatなど)
3. パッケージ・ロゴなど、自社オリジナルなら自分で権利取得するのも大事!
知財トラブルは、起きてからでは遅いです。
「売れたあとに、警告書が届いた…」なんて話、ほんまにあります。
もし心配なことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
それではまた!
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