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【クラファンで炎上!?】商品名や画像、知財トラブルを防ぐために必要な準備

2025.08.03

こんにちは、弁理士の植田です。

最近、中小企業やスタートアップの方から
「クラファンに出す前に、名前とか画像って大丈夫ですかね?」
というご相談が増えています。

実はクラウドファンディングって、
知財の落とし穴が多い場所なんです。

今回は、「商品名」や「ビジュアル」を巡る知財トラブルと、
その備えについて解説します。


■落とし穴①:商品名が商標侵害になってるかも!?

クラファンに出したあとで「名前が他社の登録商標と被ってる」と判明。
→ プロジェクトが止まり、返金・炎上騒ぎに…。

実際に、ネーミングをめぐって削除された事例もあります。

特に注意したいのが、英語・カタカナの名前や造語系のネーミング。
「カッコよくて目立つ」ほど、他社とカブる可能性も高まります。


■ 落とし穴②:画像・動画・説明文の“著作権”

クラファンのページには、画像・イラスト・紹介動画など
たくさんの「表現」が載ります。

でも…

・フリー素材を加工しただけ
・AI生成画像を商用利用している
・説明文を他社の製品から“引用”した

このようなケース、知らずに著作権侵害になってることも

「引用のつもりが盗用に…」というのは本当に怖いです。


■落とし穴③:試作品を公開=“新規性喪失”のリスク

クラファンで先にアイデアを公開したことで、特許が取れなくなるケースも。
これは、「新規性喪失」と呼ばれるもの。

技術的な工夫や独自の構造があるなら、
公開前に“特許出願”を済ませておくのが鉄則です。


●まとめ:クラファン前に“最低限の知財チェック”を!

クラウドファンディングは、プロジェクトの出発点。
ここでつまずくと、ブランドにも大きなダメージを与えます。

準備の段階で見直すべきポイントは…

・名前の商標調査(商標登録できる?他社とカブってない?)
・ビジュアルの著作権(フリー素材・AI画像の扱い)
・技術アイデアの保護(公開前に特許の可能性を検討)




📌「クラファン出す前にチェックしてほしい」
そんな相談もよくあります。
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