【経営者必見】知財は「コスト」か「投資」か?判断を分ける3つの視点
2025.08.25
こんにちは、弁理士の植田です。
経営者の方からよくいただく質問のひとつが、
「特許や商標って、結局コストなんですか? それとも投資なんですか?」
というものです。
確かに、特許出願や商標登録にはお金がかかります。
一方で、それが事業の“資産”になることもあります。
つまり 「ただのコスト」で終わるか、「将来の投資」になるかは使い方次第 なのです。
今日はその判断を分ける 3つの視点 をご紹介します。
1. 売上とのつながりがあるか?
知財を投資と考える最大のポイントは、売上や利益と結びついているかどうか。
・特許 → 製品の独自性を裏付け、模倣を防ぐ
・商標 → ブランド力を高め、指名買いを生む
・意匠 → デザインを守り、差別化を実現
「知財を取った結果、売上を守れる or 増やせる仕組みがあるか?」
これを意識できれば、知財は単なる出費ではなく「利益を生む武器」になります。
2. 資金調達や信用力に活かせるか?
知財は目に見えない資産ですが、金融機関や投資家からの評価を高める要素になります。
・M&Aの際の企業価値評価
・融資審査での信用力アップ
・補助金・助成金の加点要素
もし知財を「財務的な資産」として見せられるなら、これは立派な“投資”。
逆に、社内に眠らせているだけなら「コスト」で終わってしまいます。
3. 戦略に基づいているか?
出願や登録が“なんとなく”で行われていないかも大事な視点です。
・本当に事業で使う技術か?
・将来の展開に沿ったネーミングか?
・権利範囲は十分か、過不足ないか?
戦略と紐づいている知財は投資。場当たり的に取った知財はコスト。
ここで明暗が分かれます。
● まとめ
経営者にとって知財は、見方を誤れば「ただのお金のかかるもの」に見えます。
しかし、
1.売上とのつながり
2.資金調達・信用力への活用
3.事業戦略との一体性
この3つの視点で判断すれば、知財は「未来のための投資」になります。
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