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【よくある誤解】「ビジネスモデル特許=アイデア特許」ではない!

2025.08.26

こんにちは、弁理士の植田です。

セミナーやご相談の場でよく出てくるのが、

👉「ビジネスモデル特許って、単なるアイデアでも取れるんですよね?」

という質問。

実はこれ、かなりの“誤解”なんです。
今日はその誤解を解きほぐしていきます。


❌ 「アイデア=特許」ではありません

「こんなサービスがあったら便利だよね」
「こんな仕組みでお客さんを集めたら儲かるはず」

── こうした“アイデア”だけでは、残念ながら特許にはなりません。

特許になるには、「技術的な仕組み」が必要なんです。


💡 ビジネスモデル特許とは?

ビジネスモデル特許とは、
ビジネスの仕組みを、情報技術やシステムと結びつけて具体化したもの が対象です。

例えば:

・ネット通販で「在庫管理」と「決済」を結びつけた新しいシステム
・店舗でのQRコード決済とポイント付与を連動させた仕組み
・IoTを活用したレンタルサービスの利用方法

これらは「アイデア+IT(技術)」が合わさることで、特許として認められる可能性が出てきます。


● なぜ誤解が多いのか?

理由は2つあります。

1.言葉の響き
 “ビジネスモデル特許”という名前が、「アイデア特許」と誤解されやすい。

2.一部の成功事例
 過去に大きなビジネスモデル特許が話題になり、「発想だけで取れる」と思われている。

    でも実際は、ITやシステム面での具体化がカギなんです。


    ●まとめ

    「ビジネスモデル特許=アイデア特許」ではありません。
    正しくは…

    👉 “ビジネスのアイデアを、技術で具体化したもの”

    これがビジネスモデル特許の本質です。

    もし事業計画に新しい仕組みを盛り込むなら、
    「どんな技術やシステムと結びついているか?」を一緒に考えてみると、特許化の可能性が見えてきます。

    📌 当事務所では、
    「この仕組み、ビジネスモデル特許になりますか?」というご相談も数多く対応しています。
    お気軽にお問い合わせください。


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