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【ジャンル別】食品・化粧品・雑貨…Amazonで特に商標が効くカテゴリー

2025.08.31

こんにちは、弁理士の植田です。

Amazon販売に取り組むとき、必ず直面するのが 「商標って必要?」 という疑問です。

結論からいうと、どんなジャンルでも商標はあった方がいいのですが、
特にリスクが高く、商標登録の有無で差がつきやすいカテゴリー があります。

今日は「食品・化粧品・雑貨」を中心に、ジャンル別の注意点をご紹介します。


◆ 1. 食品カテゴリー

食品は生活に直結するため、模倣品リスクが非常に高いジャンル です。

・人気が出るとすぐコピー商品が出回る
・安価な模造品にレビューを荒らされる
・原材料や製造地を偽装された商品が並ぶ

食品ブランドは 安心感・安全性 が命。
商標登録があれば、「正規ブランド」であることを打ち出せ、
消費者からの信頼を守れます。

👉 Amazonでも食品は出品規制が厳しいため、ブランド登録が販売継続の条件になることもあります。


◆ 2. 化粧品カテゴリー

化粧品は ブランド力が最重要 の分野です。

・成分や効能は差別化しにくい
・パッケージやネーミングで印象が大きく変わる
・偽物や並行輸入品による被害が後を絶たない

特にスキンケア・ヘアケア・メイク用品は、商標なしで販売すると すぐに模倣品が出回る のが現実です。
商標を持っていれば、コピー商品に対して 削除請求や権利行使 が可能になります。

👉 化粧品は 医薬品医療機器法 の規制もあるので、ブランドを守るための商標登録は必須です。


◆ 3. 雑貨・生活用品カテゴリー

一見「ありふれた商品」でも、雑貨ジャンルは商標が大きな武器になります。

・参入者が多いため、価格競争に陥りやすい
・商品自体での差別化が難しい
・「ブランドの見せ方」で売上が変わる

たとえば、マグカップやエコバッグのような定番アイテムでも、
商標を持つことで 「うちの商品=正規ブランド」とアピールできる のです。

👉 特に雑貨は「ギフト需要」にも対応できるので、ブランド力があるかどうかで売れ行きに大きな差が出ます。


◆ まとめ

Amazon販売で商標登録が効くジャンルは…

1.食品 → 安心・安全を打ち出すため
2.化粧品 → 偽物・模倣品対策のため
3.雑貨 → 価格競争から抜け出すため

    これらのカテゴリーは特に、商標の有無で売上やブランド力に大きな差がつく 分野です。

    もしあなたがこれらのジャンルで商品を販売しているなら、
    「売れたら考える」では遅すぎます。

    最初のうちに商標を登録してブランド化を進めることが、
    Amazonで長く販売を続けるための鍵になります。


    📌 当事務所では、Amazonセラー様向けに「どの区分で商標を取ればいいか?」
    まで含めてサポートしています。


    「自分の商品だとどのジャンルになる?」
    「ブランド登録に間に合う?」
    といったご相談もお気軽にどうぞ。

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