【知財とDX】AI開発・SaaSサービスを守るために必要な知財視点
2025.09.03
こんにちは、弁理士の植田です。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する中で、
AI開発やSaaSサービスを立ち上げる企業からのご相談が急増しています。
「うちはソフトウェアだから知財とは関係ないですよね?」
「AIは特許にならないって聞いたことがあるんですが…」
実は、ここに大きな誤解があります。
DXビジネスこそ、知財で守らなければリスクが大きい のです。
■ DXサービスに潜む3つの知財リスク
1.アルゴリズムや仕組みを真似される
AIの学習方法やSaaSの業務フローは「技術的要素」を含めれば特許化できます。
出願していないと、競合に模倣されても防げません。
2.サービス名・アプリ名のトラブル
DXサービスはブランド展開が速いため、商標登録が必須。
ネーミングを取られてしまうと、アプリ名の変更を余儀なくされることも。
3.UI・UXデザインをコピーされる
画面のデザインや操作フローも意匠で保護可能。
見た目の違いが競争力につながるSaaSでは特に重要です。
■ DX企業が押さえるべき知財の3視点
1.特許:仕組みやアルゴリズムを守る
例)AIの学習フロー、SaaSの業務処理の自動化
2.商標:ブランドを守る
例)サービス名、アプリ名、ロゴ
3.意匠:UI/UXを守る
例)アプリ画面、操作画面のデザイン
■ 知財とDXは“攻めの戦略”になる
・投資家への説明材料になる
・M&A・提携の際の企業価値を高める
・海外展開の際の参入障壁になる
単に「守る」だけでなく、成長戦略を支える資産 になるのが知財です。
● まとめ
AI・SaaSのようなDXサービスは、模倣リスクも競争スピードも非常に高い分野。
だからこそ、
・特許で仕組みを守る
・商標でブランドを守る
・意匠でデザインを守る
この3点を押さえておくことが不可欠です。
📌 当事務所では、AI・SaaSスタートアップを積極的に支援しています。
「うちの仕組みは特許になる?」
「どこまで守れる?」
そんな疑問があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
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