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【トラブル回避】店名・サービス名を決める前の商標チェック10項目

2025.09.17

こんにちは、弁理士の植田です。

お店やサービスを立ち上げるとき、最初に悩むのが 「名前(ネーミング)」

SNSで発信したり、チラシを作ったりする前に、
必ず押さえておきたいのが 商標のチェック です。

なぜなら…
せっかく考えた名前が 「すでに商標登録されていた」 となると、
後から変更せざるを得ないケースがあるからです。

開業後に看板やホームページを作り直すのは、時間もお金も無駄になってしまいます。

そこで今回は、店名やサービス名を決める前に確認しておきたい
商標チェックの10項目 をご紹介します。


■ 商標チェック10項目

1. すでに登録されていないか

特許庁のデータベース(J-PlatPat)で検索して、同じ名前が登録済みかを確認しましょう。


2. 同業種で使われていないか

同じ名前でも、業種が違えば使える場合もあります。
ただし飲食・小売などの広いジャンルでは競合リスクが高いので要注意です。

3. 類似した名前がないか

完全一致でなくても「似ている」と判断されればトラブルの原因に。
発音や表記(カタカナ・アルファベットなど)の違いにも気を配りましょう。

4. 地域で使われていないか

商標登録されていなくても、地域で長く使われている名前は
「先使用権」として守られる場合があります。


5. ドメインが取れるか

名前が決まっても、.comや.jpなどのドメインが
すでに取得済みだとブランド展開が難しくなります。


6. SNSアカウントが使えるか

InstagramやX(旧Twitter)で同じ名前が
既に使われていないか確認しておくと安心です。


7. ロゴやデザインとの一貫性

文字商標とロゴ商標の違いを理解し、将来的にどちらを使うのか考えておきましょう。

8. 英語表記・海外展開で問題ないか

外国語で思わぬ意味を持つケースもあります。
海外進出を考えているなら要確認。

9. 汎用的すぎないか

「カフェ」「ラーメン」など一般的すぎる名前は商標が取れません。
差別化ポイントを加えましょう。

10. 長く使えるか

一時の流行語やキャッチコピーは避け、
10年後も使える名前かどうかを意識しておくと安心です。


まとめ

店名やサービス名は、事業の顔であり、大切な資産です。
「名前を決める」=「商標を考える」
くらいの意識を持つことで、後のトラブルを大きく減らせます。

開業や新サービスを始めるときは、今回の10項目をチェックリストとして活用してみてください。

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